それは突然だった。

八百屋の軒先で品定めしてる私にかけられた声。


この辺で、今や白髪レディになった私のことを誰だかわかる人、はたまた昔髪を染めていたことを知ってる人なんている?んなわけない。中学時代の友人たって、ほとんど音信不通の人ばかり。

今でも付き合いがあるのはふたりだけ。

彼女たちの声ならわかる。

誰?だれ?ダレ〜???


振り向くと、まったく知らない人😅

「染めとらんとやろ?私は薬のせいか毛がパサパサするとよねぇ。」

「まだ若かとでしょ。イヤリングとかしておしゃれやもんねー。」

「全部白くてきれいかもん。黒い毛が多かと返って歳に見えるもんね。」


はぁ、まぁ、えぇ、いやぁ。。。へへへ

なんと答えたものやら。

それにしても中々話の終わりが見えない。

話好きとみた。


これが東京だったら、え⁉︎この人何者?

変な人に引っかかっちゃった?

ほっといてくださいオーラ撒き散らし〜てことになるのだが、こちらでは何故か気を許しちゃう。

博多弁がそうさせるのか、無邪気な人懐こさがそうさせるのか。

ていうか、面白すぎ😂


一応福岡が地元のはずなのに相当よそ者感のある私にとって、福岡の人たちの親しげで人懐こい様子にはホッとさせられるし、こっちまでつられて人懐こくなってしまう。


福岡ラブ❤️が育まれてゆく。