10月末に福岡に戻ってはや3週間が経とうとしている。

いろんな事があった。記録に残しておきたい出来事や経験がいっぱい。

そこで、新たな暮らしの日々のひとこまを日記のように綴っていきたいと思う。

 

15歳で実家を飛び出て、海外も含めてかれこれ50年近く福岡の外で過ごしてきた。一人っ子の身なので、漠然と最終的には福岡に戻ることを想定していた。

けれど、それがいつになるのか、どういう形になるのか、まったくわからなかった。

 

高齢の両親、加齢の影響を日々感じる自己の状態、企業で働くこと以外の人生の選択肢に思いを馳せることの増えた人生の曲がり角。なんとなく自然にすべてが成るようになった。仕事・キャリアに終止符を打つことへの納得感、これまでとはまったく異なる新たな生き方に挑戦することへの期待感がふつふつと湧いてきた。

 

20代、まだ未婚の頃、自分から仕事をとったら何も残らない、何をしていいかすらわからない昭和おやじのようになるのではないかと密かに恐れていた。その不安は結構最近まで脳裏をかすめていた。しかし、いざ仕事を辞める(引退する)、そして福岡に帰ることを決めると、いろいろやりたいことが頭に浮かんできた。残念ながらお金にはならないことばかり。だけど、やりたい。それがあるだけでも幸せに思えたし、そこから広がる未知の世界と展開にちょっとワクワクした。

 

どうなることかと思った17年ぶりの引っ越しもなんとか終え、新居も一応生活できるほどに整い、両親ともちょくちょく会って様子をみる合間に、新たな活動、コミュニティ、ネットワーク作りに繋がる動きも少しは進んでいる。

 

2ヵ月くらいで捨てられていた子猫のチャロももうすぐ1歳半くらいになる。まだまだやんちゃだけど、長距離移動とガラッと異なる環境にも順応してくれて、両親や私に幸せと癒しをたっぷり振りまいてくれている。本当に天からの贈り物。

 

Uターンの私を中学時代と変わらず親しく迎えて受け入れてくれる友人たち、東京や北海道からエールを送ってくれる友人たち。本当にありがたい。

 

恵まれた人生と環境に感謝しながら、少しでも人や社会の役に立つことができればいいなぁと思いながらしみじみする午後のひと時です。