天官賜福には真理に関する言葉がたくさん散りばめられています。今回は真理に関する言葉を集めてみました。共感できるものもあれば、共感できないものもありますが、どれもこの物語の世界では「真理」なんだろうなぁと思います。

・人が神だと崇めればそれは神となり、糞だと言えば次の瞬間に糞となる。人の価値や存在を決めるのは他人であり自分ではない。

 

・神であれ鬼であれ、人々が信じた姿がその者の姿となる。たとえそれが真の姿とは遥かにかけ離れていたとしても、皆は自分が見たいものしか見ようとしない。

 

・人は凡人が天に登るのを見るのも好きだが、神が天から堕ちるのを見る方がもっと好きなのだ。(新版)

 

この三つは神に限らず、人々が成功者や有名人に対する態度としても、同じようなことが言える部分があるのではないかと思ってしまいました。

 

・蛍雪十年だろうが生まれつき文才のある者には及ばないし、百年の血の滲むような努力を重ねようとも、刹那に開いた一縷の悟りには敵わない。ないものはない、その命格がなければどうあっても変わらない。

 

引玉の物語がまさにこれだと思います。残酷ですが、そういうものなのかもしれません。それでも凡人である自分は、心のどこかで努力次第だと信じたくなります。

 

・落ちるのは簡単でも上がるのは容易なことではない。高き所は、耐え難いほど寒い。(裴茗の言葉)

 

・意志が強くない人ほどつけ込まれやすいし、持っているものが多い人ほど、失う恐怖が増す。

 

・高みに立てば立つほど、落ちる時は悲惨だというのは本当なんだな。人生にはあらゆることが起きるし、どんなことからも逃れられはしない。たとえ人の上に立つ神となってもそれは変わらないということか。(裴茗の言葉)

 

・倒れかけた塀は押し倒されると言うように、落ち目になった者は途端に世間から蔑まれる。

 

このあたりは、なんだか切なくなりますが、これもまた真理なんだろうなぁと思います。

 

・どちらも長い間我慢してきたからこそ、小さな事が大事になってしまう。

 

・人々の心の奥底には「殺戮」への渇望がある

 

・この世の多くのことは話し合いでは解決などできるわけがない。戦うしかない。

 

完全に平和ぼけしてしまっているからか、あまり共感できないものもありますが、時代や国が異なればこれもまた真理なのかもしれないと思ってしまいます。

 

・「人は財のために死に、鳥は餌のために死す」と言うように、人々の富に対する渇望というものは永遠に衰えることはないのだろう。

 

富に対する渇望だけでなく、人間の欲望そのものもそうなのかもしれません。

 

・噂はあっちこっちに流れていくうちに、最終的に好意も悪意にされてしまうもの。

 

・一人の苦しみは、もう一人にとってはおそらくすべてて取るに足らないごく小さな悩みにすぎない。

 

・言ってたじゃないか、世の中の人は皆自分のことにしか興味がないって。他の人たちが私たちの面倒を見てくれるわけないよ。(師青玄の言葉)

 

・出ていかせるのなら、皆同じくそうさせなければならない。寡きを患えずして均しからざるを患う。対応に差をつけないようにしないと人を刺激しかねない。どうしてあいつらは残れて、自分たちは残れないのか、と。(慕情の言葉)

 

人間は確かにそういうものなのかもしれません。

 

 

心に響く謝憐の言葉

 

・忘れた方がいいことだってある。何百年も前に数百回斬りつけられたことや数百回踏みつけられたことを覚えているより、昨日食べたすごく美味しい肉まんを覚えていた方がいいだろう?

 

・(半月は)自分を殴った相手については何も覚えていなかったが、たった一度助けてくれた者のことは一生忘れなかった。

 

・呪いというのは、それ自体が人を傷つける諸刃の剣だ。他人を呪うために生きている人は、ひたすら恨みや憎しみに支配されることになるし、死者も安らかに眠れない。・・人を呪わば穴二つ、いい結末なんて迎えられない。

 

この三つは見習おうと思いました。嫌なことよりも、良かったことを思い出にする。思い出したくないことよりも、人から受けた恩を心に刻む。

 

嫌なことをずっと覚えていること自体、自分自身が心安らかでいられなくなる、ということなのかなと思います。「心の平安」は間違いなく幸せの要素だと思います。

 

・美しい景色は心の中にある。だから、他人に興醒めなことを言われてももう平気だ。

 

謝憐にとっての美しい景色はまさに「身在無間、心向桃源」の「桃源」で、より良い世界が彼の中にあったからこそ、どんなに周りから馬鹿にされようと、興醒めなことを言われようとも、平気だったのかなと思いました。

 

・君が正しいと思うことをやりなさい

 

・たとえぬかるみで百回転んでも、粘り強く起き上がるんだ

 

謝憐を見てると、失敗することも恥をかくことも、もしかしたら大したことではないように思えてきます。失敗することや恥をかくことが怖くて一歩踏み出せなかったことにも、前進する勇気をもらえます。

 

明日からは謝憐のように、八百年生きてきたような心持ちで物事に当たろうと思うのでした。

 

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新版の変更・追加の記事を楽しみにしてくださった方がいたら、今日は違うテーマの記事になってしまってすみません。昨日からまだ読み進められていないのです。

 

 

余談です。

いつも余談でどうでもいいことばかり書いてるのに、皆さん優しくコメントで触れてくださるので嬉しいです。またどうでもいいことを書きたくなってしまいました。

 

美容とダイエットに、お粥が意外とおすすめです。お粥は風邪の時に食べるイメージがありますが、私は全然普段から作ります。

 

美容の為に水を多めに飲むと良い、というのはよく聞きますが、(モデルさんも一日何リットル飲むとか聞きますし...)でも自分の場合、喉が渇いていない時にこまめに飲む習慣がなくて、なかなか思うように水分が摂れません。

 

でもお粥は好きで、よく食べます。

時間がある時はお米から炊くと、ふっくら香ばしくて美味しいし、時間がない時は冷蔵庫の残りご飯に水を入れて火にかけるだけです。(味は断然前者の方が良いです!)

 

少しのお米で結構な量ができ上がるので、一食のカロリーはだいぶ減ると思います。

 

お粥の水分でお腹が膨れるので過食防止になるし、腹持ちはご飯に比べたら劣りますが、あまり間食の習慣もないので、お腹が一度でも膨れたら全然十分だったりします。

 

熱いうちに食べるので、身体がポカポカして新陳代謝も上がる気がします。もしかしたらお白湯と似たような効果があるかもしれません。

 

最近は暑くなってきて食欲が落ちてきたので、夕食はもっぱら水分多めで炊いたお粥と、ゆで卵やサラダチキンなどのタンパク質入りの具沢山サラダばかり食べてます。

 

はからずも、気付いたら体重も少し落ちてました。

 

私はいつも白粥ですが、味気ないと感じる方は、雑炊や、鶏出汁で中華粥にしても美味しいと思います。

 

美容とダイエットにお粥が意外とおすすめというお話でしたおやすみ