今日は妻のお母さんが先に来てくれていた。僕は午前中はいろいろとやらなければならない事があり朝からはこれなかった。何も考えずずっと妻のそばにいたいが毎日は何も変わらず流れる、いろんな期日もある、支払いもある、準備もある、進めなければならない事が山ほど。
楽しくも無い買い物、全く持っていなかった喪服の用意、葬儀屋との打ち合わせ、そして本人の希望を聞いてできるだけ叶えるべく苦しい気持ちを抑えながら本人とも葬儀の内容について話した。
出不精の妻、引越しした自宅のマンションが大好きだった。なるべく家での時間が欲しいとのこと、式場など借りず自宅でお別れ会をして欲しい、安置も自宅、その望み通りにやりたいと思う。遺影の写真はこれだとか花はこんなのとか…
僕はもう頭がおかしくなりそう。本人はもっともっと辛いはず、僕の辛さなどは比較にならないほどだろう。こんな話題、相談、何一つ楽しく無い。泣き出すのを必死に堪えて話した。
息子にも話しているけど興味無し、相変わらずだ。ゲームで忙しいようだ。普段通り学校へ行き、テストを受け、何一つ変わらずな生活、なかなかすごいもんだとは思う。しかしながらもう少しくらい今にも死にそうなマミーの事を想ってくれても良いのでは無いか… 何も一緒に落ち込んでほしあわけではない、もう少し自分のマミーをさ… なんか寂しさというか残念さというか、なんとも。
とりあえず妻は今寝た。僕もいてお母さんもいて少し疲れたろう。清掃が来たので僕らは少しカフェで軽く食べた。僕は2日ぶりにまともな食べ物を喉に通した、とは言えサンドのプレートをお母さんと半分こしただけだ。ここ2日で僕はアメリカンドック一個を食った。特に腹も空かず、なんか食べようと思ってもなんだか吐きそうな感じだったから食べてなかったのと単純に食べる事を忘れていたw このままだとよろしくなさそうなのでとりあえずちょっと頑張って食べた。
戻ると妻は寝ていた、よかった、僕らがいて休めなかったはずだ、体力は大事だ。お母さんは帰られたが僕はまだしばらくここにいる。別に何もしないけどそばに。寝ている妻を今じっと眺めている、まだ生きてるよ、死んで無い、でもいつどうなってもおかしくないって、まだ信じられない。でも日に日に弱っていくのは認めざるを得ない…
奇跡欲しい、奇跡、奇跡、奇跡、意味不明でいいので、なんでもいいので。奇跡を見るなら今しかないんだって…