化学療法は緊急入院からR-CHOPに始まり、そこで腫瘍崩壊症候群を引き起こしICUに移り人工透析、そして肺炎を起こし人工呼吸器管理になり危ないところまで行きそこから回復、でも心臓が弱まる。体力はゼロになる。
その結果、心臓に負担をかけないR-GCVPに変更し、3回、4回のサイクルをそれで終了。この間なんの問題もなく体力も戻り、年末年始はほとんど普通の生活に戻れた。普通に出掛けられる様にもなった。
そして今回の5回目、体力が戻ったのでより強力なR-EPOCHに変えて根絶を目指したいと担当医から話があった。このR-EPOCHは24時間点滴で投与、それを6日継続するので入院でやるタイプ。まだやったことがないやつなのでどんな副作用が出るかは不明。
ここで❓は… 期間の話。予定では6回サイクルで終える話であったが5回目からR-EPOCHに変えてそれを5回、6回で終了でいいのか?
しかしながらここからは全てが結果論になるため8回やると根絶できる根拠も無いし、6回で予定通り終わってそれで十分かもしれないしそうで無いかもしれない。R-GCVPだけでも十分だったとなるかもしれない。基本的にはどれも「かもしれない」な話。
3月には念願の海外旅行が予定されている。こちらは今回の病気になる前から予定していたもの。妻は行きたい、というか行くつもりでいる。しかし、サイクルを増やすとその日程に重なるのでもう確実に妻だけが行けなくなる。でも旅行を諦めてサイクル増やしてやったら根絶できるかという保証も根拠も無い。
どうするか、ここはもう本人がどうしたいか決めるしか無い。妻自身の身体だから。
…仮に僕だったらどうするか。僕なら予定通り6回で終えると即答で担当医に話す。現状がもう血液内に腫瘍が見られないという状況なら尚更今回はここで解決したと信じて楽しみを諦めずに楽しむ方を選ぶ。どのみち楽しみを諦めて継続しても保証も根拠も無い話、そこまで諦めてやってもまた再発するかもしれない。それだと諦めた分だけ無駄になるしモチベも上がらない、行っとけばよかったと後悔する事になるのでそれはしたく無い。
僕なら6回で終える予定で進めて、少しでも体力が落ちない様に体を動かし、待ちに待った旅行に出掛けて問題なく行動できる様に備える。体力が無くなってては病状が悪くなくてもそもそも行けない。僕はこういう決断ははっきり決めて次に向けて動き出すタイプなのでそうする。
妻は何を考えているのか。いつも煮え切らない、あまり何を言ってるのか、どうしたいのかわからない問いかける様な受け答えをする。強いて言えば、強めの治療はしたいけど旅行も行きたい、息子の受験も自分が連れて行って監視したい。てな感じだが、全部取りは当然無理。とは言えじゃあこうしよう、と無理でもこれで行く、だから色々無理承知だけどそれを成し遂げるために僕にサポートして欲しい。可能なら介護休暇をとって今は全面的にサポートして欲しい、などと強くも絶対に言わない。介護休暇とかはおそらく💴の事を考えてるから僕が稼ぐのをストップして欲しくないのだろう。
とにかくこういったブツブツの繰り返しなので話は煮詰まらないまま日数が経つのが困ったところである。あまり聞くと僕がそうしたいならとか休暇取りたいならとかの切り出しの言い方になる… いやそうじゃなくて、僕がどうしたいとかじゃなくてさ!!
…とりあえず今週、自分で決められないウダウダな応答が続く様ならどのみちそれで時間だけが過ぎて土壇場で色々と丸投げされて僕1人だけが色々と困る大変な状況に晒されるので↑の僕ならこうするをクリアに伝えよう。
担当医から聞かれてる際に、いちいちこちらを見てあーかなぁ、こーかなぁ、じゃあこの方法にする? と、全て僕に回答まで投げられ続けるやりとりもそろそろここいらで終わらせたい。いや、この話は僕の体では無い、僕のライフでは無い。どうするか決めて前に進むしか無いんだ。
他に闘病の様子のブログを書いてる人達のをいくつか読んだけど、その人達に比べると妻は自分の意思表示や意気込みがかなり欠けていると最初から感じる。色々な面においての認識も低いしプライオリティの置き方も変。皆さんはほんとしっかり自分でゴールを強く持ち、何かを天秤にかけた時、諦めることは諦める、希望を持ち続けるためにモチベを保つために楽しむ事は楽しむ、どちらかに、どうするか決める、などとにかく後悔のない様に決断をしっかりやってる。ちょっとそういう感じのガッツが妻に欲しい😅