眼科から帰宅して一息ついたら眠ってしまっていました。
夜目覚めて某SNSを開き、あるニュースを知りました。
先日日和見感染症で緊急入院される時に「生きて帰る」と呟いていらっしゃいました。
その言葉に僕はきっと山口さんなら心の中でもうこの決断をしているのだろう、あとは気持ちの整理をつけて報告していただけるだろうと信じていました。
どこかで僕はこのご報告を待っていました。
余命宣告を受け、緩和ケアを選択するか、成功のほぼ見込めない移植を選択するか、頭が壊れそうになるくらい苦しみ悩んで出した答えは、後者でした。本日より移植の前処置に入ります。後悔しないように、僕の余命は1ヶ月ないと思ってください。もし1ヶ月後生きていたら、喜べばいいだけですから。
— 山口雄也 (@Yuya__Yamaguchi) 2021年3月18日
僕は第三者で勝手に応援する祈るしかできません。でも本当に山口さんの言葉ってすごいです。
終末期の人間に唯一与えられた特権は、「生きてお別れができること」です。多くの人間が別れの言葉を言えずに亡くなる中、僕達のような患者にだけは死の直前にお世話になった方達とサヨナラを言い合う権利が与えられています。別れを告げること、それは諦めでも何でもなく、治療を受ける覚悟なんです。
— 山口雄也 (@Yuya__Yamaguchi) 2021年3月18日
ブログを拝見させていただきました。こういう時の気持ちをこんなに文章にできるだろうか、いや僕には言葉にうまく変換することさえできません。
決断に関して何も言える立場ではない
でも何処かでこの決断になると信じていました。
そして僕は「生きて帰る」のを待ちたいと思います。
毎回キセキを見てきたから。
グッドバイ - ヨシナシゴトの捌け口
僕はずいぶん後に他の方のブログで山口さんを知ったのですが、本当に言葉や考え方に沢山の勇気をもらいました。
著書は僕にとって一番大切な一冊です。
きっと今回の移植の話も未来で言葉にして紡いでくれるのだと信じています。
何もできないけど心から移植の成功をお祈りしています。
あるブログでなんだかなと・・嫌な気持ちになった矢先のことで凄く嬉しいニュースでした。
命というものに対して向き合う姿と、その決断、未来に確かなことは何一つないけど、僕は信じて待っています。
もがき苦しみながらも最後の1秒まで可能性にかける