トレーニングプログラム - グローバル・ビジネス・スキル | ごく普通の日本人が出逢った外資系企業の世界

ごく普通の日本人が出逢った外資系企業の世界

外資系の世界・ビジネスの世界で感じたことを書き溜めています。
ただいま2回目のシンガポール生活を家族4人で満喫中!!書籍も好評発売中!!


テーマ:


タイトルが全てカタカナになってしまいましたが・・・・拙著「世界基準のビジネススキル」をクラスルーム形式のトレーニングプログラムに落とし込んでいます。そして、その第一弾のトレーニングを、昨日、日本企業から最近(外国人が社員の大半を占める)外資系企業に移られた方を対象に行いました。

テーマは本書のメニューから参加者の方に選んでもらった、「リーダーシップ」「期待を超えるということ」「異文化コミュニケーション」「外国人を上司に持つということ」の4つでした。

それぞれの詳細は本書に譲りますが、今回この4つのテーマに共通して強調したことの一つは、単一文化を背景とした日本人が世界を舞台に働く際のチャレンジに関してです。

インドやアメリカは言うまでもないですが、日本以外の多くの国は多文化・多言語を背景に成り立っています。それらの国では、お互いを理解する為には、お互いの主張を口に出して伝える必要があります。文化的背景を共有していないのですから、これは当たり前です。言い換えれば、「発言しない=知らない」ということで、彼らはあまり発言しない人を「無能」だと解釈します。

一方で、日本は単一文化を背景に成り立っているので、口に出して言わなくてもある程度「あうん」の呼吸で理解できます。むしろ、話し過ぎることは日本人としても美徳に反するとまで思われることがあります。

ここで大切なのは、日本人と外国人が互いの文化的背景を尊重して、お互いの理解を深めることではありません

ここで大切なのは、「国際社会とは多文化・多言語で成り立っている」(つまり彼らのルールで成り立っている)という当たり前のことを理解することです。

つまり究極的には、彼らは日本が単一文化を背景としていることを「理解する必要が無い」のです。(ただし、彼らが日本のビジネスを扱おうとしている場合には、もちろんこの限りではありません)

日本が単一民族だからこそ育ててこられた文化・伝統は尊いものだと思います。しかし、世界を舞台とした時、多文化・多言語の世界をあまり経験してこられなかったということは、単純にディスアドバンテージ(不利な点)となってしまいます。

そしてこのことは、世界を舞台にした時、日々の業務の中のあらゆる場面(リーダーシップ、日々のコミュニケーション、会議のやり方、文書の書き方、提案の仕方などなど)に広く影響を及ぼします。

もちろん、日本人を尊重して理解してくれようとする外国人の方もいます。その方が彼らにとってもビジネスの中で有益となることも確かです。でも、彼らはそうしなくてもやっていけるのです。

一方で、日本人が多文化・多言語の世界でのルールを理解することは、「そうしなくてもいいが、できた方が良い」ことではなく、「やらないと生き残れない」ことです。

「単一文化」と「多文化・多言語」は、世界を舞台にした場合には対等ではなく、「単一文化 < 多文化・多言語」だということです。

日本人が世界に出ていく際には、この点において多くの日本人は一歩後ろからスタートしているということを認める必要があります。そして、彼らと同じスタートラインに並ぶ為には、彼らのやり方を真摯に学ぼうとすることは必須の第一歩です。

ちなみに、外国人が日本に来て、日本のやり方を必死に理解しようとすることは、多文化で育ってきた彼らにとっては当たり前のことです。そんな彼らに接して、世界を舞台に外国人と働くということを理解したような気になってしまうのは正しくないのだと思います。日本人が少数派である世界の舞台では、日本人が彼らを理解しなければいけない場面の方が圧倒的に多いからです。


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