不満、デメリット、チャリ～ン♬

■ デメリットから発想する公式を変える！



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「デメリットのあるところにこそ、ビジネスチャンスがある」
（小倉昌男）

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ヤマト運輸の社長として「クロネコヤマトの宅急便」サービスを生み出し、日本の運輸業界を変革した小倉昌男さんからの一言です。

父の後継として大和運輸（現ヤマト運輸）の社長に就任した小倉さんを待っていたのは、オイルショック後に運業業界を襲った大不況でした。


打開策を生み出すため小倉さんは、大企業との契約をすべて解消し、個人向け宅配事業へ乗り出すという大英断を下します。


当時、荷物の宅配は主に国鉄が取り扱っていたのですが、発送から到着まで十日近くかかるのが普通でした。


個人向け運送業など存在せず、「絶対に儲からない」というのが定説だったようです。


実際、事業転換を決断した小倉さんに、「あいつはおかしくなった」と揶揄する人も多かったと言います。

■ 世の中を変えた、健全な不満



しかし、小倉昌男さんには、個人向け宅配を便利にして世の中を変えたいという大きな信念と、誰が見ても不便な現状への不満が強くありました。


それが原動力となり、世の中の構造が変わっていったことは、今は誰もが認める周知の事実でしょう。

■ 成功に必要な要素の一つ



ナポレオン・ヒル博士もこんな趣旨の言葉を残しています。


「健全な不満を持つことが成功を手に入れるためには必要である」





“発明王”エジソンが成功を手にしたのは、「なぜ街が明るくならないのだろう？」という健全な不満が原動力でした。


“自動車王”フォードが成功を手にしたのは、「なぜもっと安い値段で車を作れないのだろう？」という健全な不満が原動力だったのです。

■ 不満解消こそ、ビジネスの起点



デメリットのあるところには、多くの不満が眠っています。


多くの不満が眠っているということは、そこには改善の余地がたくさん眠っているという証拠です。


たくさんの不満を解決することでビジネスチャンスが生まれるという個人向け宅配便創業者の言葉から、僕たちは多くを学ぶことができるでしょう。

～人生はデザインするもの～
ライフデザインパートナーズ株式会社
代表取締役　浅川智仁