先のブログで紹介させていただいた「セラピスト・トレーニング」の対面講座で、久しぶりにTOKYOYOGAの青山スタジオに伺ったその日に、スタジオ併設のショップ店頭に、本が並びました。
4000年に及ぶヨガの深くて広大な世界を、自らの実践の中で探究し続けている、グレゴール・メーレ先生の名著の翻訳版です。
光栄にも翻訳のご依頼をいただき、昨年から今年の1月までの半年、この本とお付き合いさせていただきました。
ヨガのさまざまな呼吸の歴史や根拠、目的、実践の仕方が、とても丁寧に解説されています。グレゴール先生の誠実さが、隅々まで行き渡っている内容です。
本格的なプラーナーヤーマに関して、理論的にではありますが、じっくりと学ぶ機会をいただけたのは、私にとって幸せな時間でした。呼吸によっては、自分で実践も始め、自分なりの納得を得るチャンスもありました。
訳してみて腑に落ちない箇所は監修のchamaさんに相談し、苦手なサンスクリット語もほとんど面倒を見てもらって、ようやく形になった次第です。
TOKYOYOGAのスタッフの皆さんには、丁寧に校正していただき、読みやすい本の形を作っていただきました。
まだまだ未熟な翻訳者としては、読んでくださった方たちから、また新たなご指摘をいただけることを、心待ちにしています。
グレゴール先生も本書の中で繰り返し述べていますが、アーサナ(ポーズ)だけに特化されることが多い現状のヨガの世界に対して、そのすべてがプラーナーヤーマへ、瞑想へと続いていく本来のヨガの奥深さを、味わっていただけたら良いなあ、と願っています。
TOKYOYOGAのオンラインショップから、買えまーす!