昔からの私にとっての秋田犬の印象は

大きくて、やさしくて、むくむくで堂々としている

というのは、子供の頃にほんの短期間だけ我が家にいた秋田犬から受けたもの。

 

それ以降、旦那さんに会うまで、秋田犬のことはほぼ知らない状態。

 

ずっと3つのグループに分けて世話をしていたのですが

それは、オス同士、メス同士だと喧嘩が始まることがあり

そうなるともう私達が簡単に止められないこともあるから。

 

知り合いのブリーダーさんもちょっとした事故で、

オスが子供のオスに襲いかかってしまい、その真っ只中にいたために

大怪我をしてしまったことがあったり、という話は聞いていました。

 

で、同性同士仲が良くても、ある一瞬のことで喧嘩が始まることがあるから

気をつけないといけないと、それはもう何度も繰り返し聞かされてたのですが

我が家でもその事件が起こってしまったのです。

 

1つのグループは先日オスが亡くなったため、メスのみのグループでした。

このメスたちはまぁ家族で、子犬の時から一緒にいたために、

今までは大きな喧嘩などもなく、うまくやってきていたのですが

うち2匹が妊活のために、しばらくうちを離れていました。

 

帰って来た時、私達は注意を払って様子を見て、大丈夫そうだったのですが

本当に一瞬うなり声が聞こえたかと思ったら、帰って来た子が

うちに残っていた姉にあたるボスに噛みついたのです。

 

私ともう一匹の妊活後の子はちょっと離れていたので、

慌ててこの子をそこに加わらせないように捕まえ、引き離しました。

 

ボスメスは恐らく、不意をつかれたのと、狭い場所で襲われたので

うまく反撃できず、負けてしまったのです。

旦那さんがすぐに止めましたが、ボスメスは少し怪我を負い

子犬ともう一匹の子は外に出しておいて、この2匹を家に入れ治療開始。

 

幸い傷が浅かったので、旦那さんが治療可能でした。

抗生物質や痛み止めなどを与え、この2匹の様子を見ていたのですが

それはもう緊張感漂いまくりで、世代交代を見ることになりました。

 

旦那さんは起こったことにかなりショックを受け、反省しまくりで

当初私にも怒りまくっていましたが、これはおそらく誰のせい、

と言い切れるものではなく、ほんの小さなミスが重なり起こってしまった。

 

でも、この後、もう一匹もこの2匹に近づくことはなく

うなり声をあげるので、3匹をまた一緒の小屋に入れることは不可能に。

 

動物は親子だろうが、兄弟だろうがそんなことは関係なくなるのですね。

子犬だけは別なので、誰もが一緒にいられるのですが

この子犬ですら、この緊張感を感じ取って、いつものようにじゃれたりしません。

 

妊活中だった2匹はホルモンの関係もあり、しばらくうちから離れていたことで

普通の状態ではなかったのだと思います。

ボスメスはそのこともわかっているから、さほど当初は気にしてなかったのに。

 

なんとかまた一緒にいられるようになれないかと、

まず親子関係から修復すべく、チャレンジ中。

まだホルモンの関係もあるせいか、微妙ではあるけれども

私達と一緒に外にいる間は、問題ないように見えます。

ただ、まだまだ目を離すわけにはいかないので、小屋も別で、

私一人の時は一緒に外に出すこともしません。

 

これから時間をかけて、うまく調整できたらいいのですが。

旦那さんは色々と考えが巡るようで、食欲は落ち、時折寝不足。

私も世話にかかる手間が増え、旦那さんのこともあり、気分はちょっとブルー。

 

それでもまあ、地道に努力するしかない。

もしも妊活がうまくいっていれば、たくさんの子犬の世話に追われることになる。

大変だけど楽しみも待っているので、頑張るしかありません。

 

その後また何か変化があればご報告を兼ねて、書き残したいと思います。

しかし、年末から色々と事件が続いています。

お祓いしたい気分です。

 

そのことはまた別の機会に書くかもしれません。

 

では、また嵐のアルザス地方、WiFiがなくならないことを願いつつ、

動物の世話に外に行って来ます