映画『相愛相親』(2017年中国・台湾)@フィルメックス | 今天有空嗎?〜台湾映画、中国映画、蔡旻佑(イヴァン・ヨー/エヴァン・ヨー/Evan Yo)

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昨日開幕した第18回東京フィルメックス。
オープニング作品の2017年中国・台湾映画『相愛相親』を見てきました。



まずは予告編↓↓↓


慧英(張艾嘉)は間もなく定年を迎える教師。自動車学校で教官をしている夫(田壮壮)とは何となく上手くいっておらず、マスコミで働く一人娘の薇薇(郎月婷)は間もなく30歳になろうとしているが、のうのうと実家暮らしを続けている。

実母を看取った慧英は、田舎に眠る亡き父を生活圏である街に改葬し、そこに母も納骨しようと考えていたが、問題があった。現在父が眠る墓は古い風習を重んじる父の故郷の村にあり、墓守をしているのは、かつてその村で父と婚姻関係にあったとされる先妻の女性だったのだ。

何としてでも父の墓を手元に引き寄せ母と眠らせたい慧英、父への愛を貫き孤独な生活を続ける先妻。そんな先妻に興味を持ち、取材を兼ねその胸の内を聞き出そうとする薇薇。視聴率のために個人の問題を大げさに騒ぎ立てるマスコミ。夫婦とは何か。亡父の墓は誰のものか。やがて頑なに口を閉ざしていた先妻が沈黙を破り・・・。


張艾嘉(シルビア・チャン)が主演と監督を務めた本作品は、様々なカタチの愛情、母娘関係、夫婦の在り方、中年の危機、お墓問題等々、ちょっととっつきにくいというか、近い将来に自分自身が直面するであろう様々な問題をテーマに扱っていました。内容が内容だけに、何となく気持ちがどんよりしてしまう、というか、要は実は見るのをちょっとためらっていた作品だったりしました。

ですが、見始めるとシルビア・チャンのリアルなザ・おばちゃん(でも品はある)&そんな妻をそっと支える田壮壮の哀愁漂う初老オヤジな演技がめちゃくちゃ良くって、ぐいぐい引き込まれていきました。ストーリーも決して重くなく、心をえぐるような痛さもなく。心地よく笑いと涙を誘い出してくれるいい塩梅で、2時間が本当にあっという間なくらい、最初から最後まで楽しませてもらいました。

薇薇を演じた郎月婷、どこかで見たと思ったら、中国映画週間で見た『潜入捜査(非凡任务)』にヒロイン役で出てました(感想はこちら)。潜入~ではニコリともしない、組織側の人間を演じていて、ひたすらクールだったのですが、相愛~では「もっとしっかりしなよー」と言いたくなる、ちょっとふわっとしたお嬢さんをナチュラルに演じてました。どっちもよかったなぁ。他の作品も見てみたいです。

あと、先日台湾映画『星空』でお姿を拝見したばかりの台湾の劉若英(レネ・リウ)がチョイ役で登場。コミカルな演技でめちゃくちゃいい味出してた!

『相愛相親』は今年の金馬奨に7部門(最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀主演男優賞、最優秀主演女優賞、最優秀助演女優賞、最優秀オリジナル脚本賞、最優秀オリジナル歌曲賞)にノミネートされており、間もなく出る結果が楽しみなところです。

こちらもぜひ!→『相愛相親』シルヴィア・チャン監督舞台挨拶、Q&A(フィルメックスのサイト)

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