6月2日に東京文化会館小ホールで催したリサイタル
「古澤家 vol.3」
主催してくださった労音の斎藤さん、ご紹介してくださった江原さんと、3人で会食をしながらリサイタルを振り返りました。
ちょうど一年前、昨年の7月に同じ3人で会食をしたところから全ては始まったのでした。
もろもろ裏事情なども振り返りながら、なるほどそんなこともあったのね、なんて思いながら、奇跡的に全てが上手くいったのだなぁ、ということも含めて改めて「やって良かった」と実感することができました。
そしてまた来年、もしくは再来年にもやりたい!と。強く思うことができました。
そんな先への展望も語り合いながら、あっという間の楽しい時間でした。
会食を終えたあと、近くに北野たけしさんの絵がたくさん飾られている喫茶店があるとのことで、立ち寄らせていただきました。
たけしさんの詩も絵も、とても色彩豊かで描きたいものがハッキリしている。それでいて、作品ごとにテーマや作風が違っていてバラエティに富んでいる。
芸人ビートたけしであり、北野家の息子であり、一人の弱い男である…(詩集が出された当時まだ映画監督の顔はなかった)知己に富んでいながら馬鹿を演じていたり、心では泣いているのに舞台ではたくさんの人を笑わせて、宇宙の真理を語りながら、たった一人の女の心も捉えられない…そんな誰もが共感できる当たり前の感性を、言葉というツールを皮肉たっぷり使って心に変化球と直球を織り交ぜながらドスン!と刺さってくる、そんな詩の数々を、そのまま音にしたい、と思って曲にしました。
今回発表した3曲はとても好評だったので、今後もストックしてある作品(20曲近くあります)をどんどん発表していこうと思うのですが、どこかでたけしさんにも聴いてもらえたら嬉しいな。
ていうか、詩を勝手に拝借しているので怒られちゃうのかな…(汗)