毎晩深夜に行っている自主練の成果も活かしたいサルスエラ「パロマの前夜祭」荒通し稽古。
終盤に集中力が切れたけど、難所はクリアできたので、今日のところは良しとしたいです。
とにかく展開が激しいですからね。
テンションに振り落とされないよう、ここからきちんと整理していこう。
しかも必ず最後はハッピーエンド。
そしてサルスエラの特徴の一つ「主役はバリトン」
3大テノールのプラシド・ドミンゴの両親はサルスエラ歌いだったそうで、ドミンゴも元々はバリトンとしてオペラデビュー。その後テノールとして華々しいキャリアを重ねたけど現在は再びバリトンとして活躍している。
テノールとしてこれだけのキャリアを誇る名歌手が、その後バリトンに転向するということは歴史上多くはないと思うけど、そこにはドミンゴの【サルスエラ】への想いがあるのかもしれない。事実いくつかのサルスエラ作品をバリトンとしてレコーディングしている。
音域的には広くて大変なのだけど、オペラでは演じられないタイプの役だし、バリトンとして主役をやらせてもらえる光栄に感謝しながら、レパートリーにしていけたら、と思っています。
9月には別のサルスエラ作品(日本初演)への出演も決まりました。これからもサルスエラを楽しみたいです。(あとスペイン語も、もっともっと勉強したい!)