想像を超える歌

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夜は混声合唱団「樹」の指導。
混声合唱版の「落葉松」(小林秀雄:作曲)を練習しています。

原作の女声版も難易度の高い、非常に純度が高い上にストイックな作品なのですが、作曲者自身の編曲による混声版もさらに煮詰められた内容になっています。



作曲者、小林秀雄先生の言葉…
これを読むだけでもビビってしまい、取り組むのを躊躇してしまう作品なのですが、「完成」まで何年かかってもいいから、目を逸らさず、逃げず、作品に向き合っていきたいと思います。


小林先生も書いている通り、全ては楽譜に表現されています。それらを一つ一つきちんと読み取り、丁寧に音にしていく。単純なようで究極の演奏法だと思います。


今日はその上で敢えて…
「古澤(指揮者)の音楽を実現しよう、と考えないでください。皆さんの人生に置き換えて、(楽譜の指示通り演奏するという前提の上で)思うままに歌ってみてください。指揮者の想像を超える演奏を目指してください。僕は皆さんの歌を拾い上げながら振ります」
という指示をして演奏していきました。


そして、まさにそんな僕の想像を超える演奏が今日は出来たと思います。


上手いかどうか、楽譜を忠実に再現できたかどうか、というのは何とも言えませんが、少なくとも楽譜に書いていない表現はしていないけど、確かにそこには「人生」が滲み出ていました。


いい演奏だった…と、僕は思います。


大人(すごく大人)の合唱団の醍醐味を味わえました。