これはオペラへの挑戦状だった。
「オペラ歌手は芝居ができない」
そのレッテルから生まれた企画だ。


もちろんオペラ歌手の方の中にも芝居は上手い人はたくさんいる。
でも一般的なイメージがそうであるのだ。



「本当に芝居もできる人間でオペラをやったら、今あるものよりもっと凄いものができるんじゃないか?」

という呼びかけに、共感できるものの、
ある意味、そのレッテルを否定すべく僕はオペラ側の人間として真っ向から挑むことにした。



むしろ僕も同じような想いを抱いていた。



昨年出演させていただいたミュージカル「レミゼラブル」で僕は少なからずショックを受けた。


オペラとは違うスタイルではありながらも、その芸術性は目を見張るものがあった。またこの作品のプロデューサーは明らかにこのミュージカルをオペラの領域(今後百年後にまで残る芸術作品として)にまで引き上げようとしている。



こんな想いもあった。
この作品をもしオペラ界のスタッフ&キャストで取り上げたらどんなものになるだろう…音楽的にはもっと高次元にまで高めていけるのではないか…?
事実、楽譜に書かれている非常に緻密な情報(テンポや楽語など、台本のト書きにあたるもの)が、無視されてミュージカルが演奏されているのは確かだ。


とはいえ、ミュージカル俳優の方たちの声楽的技術水準の高さ、表現力の素晴らしさにも心を奪われた。ちゃんとした響きのあるオペラハウスだったらマイクいらないんじゃないか?

そして考えた。




ミュージカル俳優さんたちとオペラをやってみたい…



そんな気持ちを抱いていたところに、ミュージカルやストレートプレイの世界に進んでいった芸大時代の同期から今回の話を持ち掛けられた。



僕はオペラ歌手のレッテルを剥がすべく芝居も歌も熱い最強のテノール歌手:上本訓久くんを口説き落した。
そして作品に誰よりも精通していて、それでいて寛容なスタイルでありながら絶対に妥協はしない熱い指揮者:草川正憲さんをお呼びし、エレクトーン奏者の世界的な第一人者:赤塚博美さんを紹介した。



オペラ界からは最高に熱い布陣を組むことができた。守りは固い。




その他の主な役にはミュージカル俳優とストレートプレイ俳優がキャスティング。


演出陣を含め、その他スタッフはストレートプレイ関係。


合唱は厳選なオーディションの末に、オペラ、ミュージカル、ストレートのそれぞれのジャンルから(結果としてたまたま)まんべんなく選ばれた若手実力者たち。




「これは大変な戦になりそうだ」という印象を持っていたが、そんな心配が全くの無駄だったように、互いの領分を惜しみなく開いていきながら、各々を尊重して稽古は進んでいく。



この素晴らしい環境を作り上げた演出家の佐羽英さんの力がとても大きかった。



見事にタッグを組んだカンパニーは、皆が負けじとそれぞれの技術を取り入れていき、共に成長していくのが目に見えてわかる。




これは本当に凄いものになる!

★オペラの革新
★ミュージカル・ストレート俳優陣のオペラ界への進出
★新手法による新しい総合芸術



ここから歴史は動くかもしれない。




~レインボースタジオシアターカンパニー旗揚げ公演~
オペラ「ラ・ボエーム」(日本語訳詞上演)
2014年5月14日(昼/夜)&15日(昼/夜)
ムーブ町屋 ムーブホール
全席指定:5000円

※昼公演(14:30~)/夜公演(18:30~)

チケットのお求めはこちら
https://ticket.corich.jp/apply/53805/003/


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