体力測定お疲れ様でした。 | 今日もリベルタ

体力測定お疲れ様でした。

体力測定を実施しました。

運動とトレーニングの違いは、そこに「目標値」があるかどうかです。目的に見合った「目標値」を設定することで、運動がトレーニング=目標を達成するための手段になります。体力測定はそのために実施します。

 

参加者全員にとって、本格的な体力測定は初めてだったと思います。とても良い経験でしたね。スキーとはまた違った刺激があって、モチベーションも上がったと思います。皆さん、お疲れ様でした。

 

場所はここ。

日産スタジアムの中にあります。

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センターの吉久先生に大変お世話になりました。今回は中学生からマスターズ選手までが一緒に測定するということで、2週間も前からスケジュールを立て下さっていました。そして、本来はお休みである日曜日に実施してくださったのですから、感謝しかありません。

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スタッフの方もとても親切で、初めてで分からないことばかりの我々に分かりやすく説明してくれただけでなく、沢山のアドバイスもしてくださいました。おかげで雰囲気も良い測定ができました。

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柔軟性:立位体前屈。

ふくらはぎ・ハムストリングス・腰背部などの柔軟性を反映します。

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全身持久力:乳酸カーブテスト。

血中乳酸濃度を測りながら運動負荷を段階的に高めていくことで、(個人における)心拍数と運動強度の関係を知ることができます。このデータをもとにすれば、持久力トレーニングの“効果的”な強度を設定することができるようになります。

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脚伸展パワー。

主に股・膝関節のパワー発揮能力で、ジャンプ力や体の支持・移動能力などと関係するそうです。

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脚パワー発揮能力:垂直跳び。
単発のジャンプを2種類(腕振りあり、なし)、連続ジャンプを1種類、計3種類の跳び方を計測しました。

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敏捷性:左右ジャンプ。
5秒間の両足フットワーク回数をカウント。クイックネスだけでなく、コーディネーション能力も必要です。

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筋力(膝関節伸展・屈曲トルク)。
伸展トルク/太ももの表側の筋肉が発揮した力
屈曲トルク/太ももの裏側の筋肉が発揮した力

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無酸素パワー。

10秒間の全力ペダリングを3段階の負荷で実施。追込み系の種目です。測定スタッフの皆さんも、頑張れー!とか、もっともっと~!と声を掛けてくれて、盛り上がりました(笑)。

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測定後、各項目の説明と、その結果の見方も説明していただけました。体力測定は数値を出すことが目的ではありません。その数値をトレーニングに活かせて、その目的を果たしたことになります。ここでも吉久先生が丁寧に説明してくださいました。

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そして、今回の体力測定を実施するにあたって最もお世話になった小林規先生から、最後にお話を頂戴しました。小林先生のご専門はスキーのバイオメカニクスで、そもそも、スキー選手に向けての体力テストを最初に考案したのが小林先生なのです。

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高校が同じだったということだけで引っ張り出してしまいました。これからもお世話になるつもりです(笑)。どうぞ宜しくお願いします、先輩!

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私自身は残念ならが測定には参加しませんでしたが、見ているだけでも、とても勉強になりました。参加者はそれぞれ運動経験がありますので、それなりの数値(≒平均以上、もしくは、なかなか良いレベル)が出ていることが多かったです。皆さんの、普段のトレーニングの賜物かと思います。素晴らしいです。

 

そのうえで、瞬間的に大きな力を発揮する能力がポイントかと思いました。掛かってきた抵抗力に対しては十分に力を発揮できているのですが、その反面、何もないところから一気に大きな力を発揮することは苦手な人が多いように思いました。筋肉の瞬発力というか「爆発力」と言えるようなものですが、特にジュニア選手は、脚伸展パワーテストでこの点を指摘されていました。

 

筋力×スピード=パワーです。筋力だけでなく体格までを含めたフィジカル要素を運動パフォーマンスに転嫁させることを考えた時、そこにパワーは欠かせません。いきなりアピールで恐縮ですが、これが来月に『走り方講習』を開催する理由の一つでもあります!ともかく、パワーについては理屈では理解しているつもりでしたが、それを実際に目の前で起きている事実として見ると、理解が大きく進みますし、考え方も整理されます。

 

今回の結果は参加者毎に配られていますが、コーチ用ということで、全員の結果をまとめたものをいただきました。選手のことをより良く知ることができる貴重な資料となります。また、陸トレのメニュー作りの参考にしたいと思います。

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今回の測定種目がスキーにおける全ての体力要素をカバーしていないかもしれませんが、全ての種目がスキーの競技成績に関連する要素であることは確かです。単純な話、これからのオフシーズンでこの数字を上げることができれば、雪上に立った時、それだけスキーが速くなる可能性が高くなっているということです。

 

9時から、最後の総評までを含めると16時近くまで、なかなかハードな1日になりましたが、これほど有意義な1日もなかなかないかと思います。やって本当に良かったです。最後にもう一度、皆さん、ありがとうございました。

 

 

体力測定は数値を出して終わりではなく、それをもとにトレーニングすることで次のステップに進みます。そして、確認のために再度測定することで、1つのサイクルが完成します。ということで、スキーシーズンが始まる前の10月にも2回目の体力測定を実施する予定でおります。

 

今回参加してくださった方はもちろんのこと、シーズン中の練習計画に生かしたいという方もいらっしゃるかと思います。まだ先のことなので詳細は決められませんが、10月に2回目の測定が実施されるということは覚えておいて頂きたく存じます。

 

 

そして、6月の【走り方講習】もご参加ご検討ください。

パワーアップのためのスピード獲得も目的にしています。どうぞ宜しくお願いします。

 

 

リベルタレーシングキャンプ 武政守
090-5514-4247

tasa@topaz.plala.or.jp

 

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◆◇◆◇

 

上記のような特別イベントの他に、今オフも、通常活動となる陸トレも実施する予定でおります。

近いうちにご案内いたしますので、もう暫くお待ちください。

 

どうぞ宜しくお願い申し上げます。