オイ!アシシです。
※オイ!とはポルトガル語で「やあ!」といった感じです。
2月7日(日)に2日連続で、ブラジルの国内リーグの試合を見に行ってきました。(土曜日のコリンチャンス戦のレポートはこちら)
サンパウロFCのホームのゴール裏で40レアル(約2,000円)。
Jリーグ並みの価格です。
サンパウロFCのホームグラウンド、モルンビースタジアムはビヨンセのコンサートで使用されるため、今日はサンパウロ市内の違うスタジアムでゲームが行われました。
それにしても、ライバルクラブのサントス相手のビッグマッチなのに、ビヨンセなんぞにスタジアム利用権を譲っちゃっていいんでしょうか?
サッカー大国の面目も丸潰れかとw
対戦相手のサントスは、サンパウロからバスで1時間半の距離にある街なので、アウェイサイドのサポーターもぎっしりでした。
試合は前半にサントスFCが素早いカウンターでペナルティエリア内でファールを誘い、そのPKから一点をもぎとり、先制。サンパウロFCの先発メンバーには、昔浦和レッズに所属していたワシントンが名を連ねていましたが、目立った活躍もできず後半途中で交代させられていました。
その後、コーナーキックからサンパウロFCがゴールを決め、1対1の同点に。
そして後半12分。スタジアム全体が一気に涌くシーンが訪れました。
サンパウロFCのゴール裏からはブーイングの嵐でしたが、ブラジル代表メンバーの国内リーグ復帰の瞬間にスタジアムは大いに盛り上がりました。
マンチェスターシティでは今季絶不調だったらしいですが、今日の彼はキレキレでした。
オフザボールの動きで相手センターバックのマークを振り払い、ペナルティエリア内で前を向いてボールをもらえるシーンが立て続けに2回あり、1回はサンパウロFCの守護神、ロジェリオ・セニのファインセーブに阻まれ、もう1回は枠を外してしまい、顔を手で覆うロビーニョ。
やっぱりブラジルのリーグに戻ってきても、不調を抜け出せないのかなと思ってたら、後半40分に右からのセンターリングをニアに飛び込み、技ありヒールで合わせ、決勝ゴールをしっかり決めてました。
その数日後のカナリア軍団(ブラジル代表の愛称)のメンバー発表で、この活躍のせいかロビーニョも招集されていました。
ちなみに、Jリーグでは絶対見られない光景がスタジアム内であったので載せてみます。
こんなところに歩いていけちゃうスタジアムの造りも凄いですが、警備員が一切注意しないのも日本じゃ有り得ないですよね。ま、これで万が一観客が怪我をしたとしても、この国では「自己責任」で話が済まされて、会場警備の怠惰などは指摘すらされない文化なんでしょう。
スタジアム観戦レポートはこれにて終了です。これ以降はアシシ個人のサッカー談議が延々と続くので、興味ない方はスルーしてください。
アルゼンチン、パラグアイ、ブラジルと、サッカーが文化として根付いている南米にて、試合をスタジアムで生で見てみて、ひしひしと感じたことがあります。
それは、サポーターの「クラブを愛する気持ち」の強さが尋常じゃないことです。
特にブラジル、サンパウロでは危険地帯と言われるゴール裏に混じって試合観戦しました。
とにかく彼らの熱狂っぷりは凄まじいの一言。
土曜のコリンチャンスのゴール裏、猛烈な土砂降りの雨をもろともせず、上半身裸になりながらサンバのリズムに乗って90分魂をピッチに届ける数千人の熱狂ファンの姿には、一種の感動を覚えました。
いや、僕もそりゃー日本代表戦で「絶対負けられない闘い」においては、世界中どこでも飛んでいくし、喉が枯れるまで応援している自負はあります。
しかし、それはあくまでナショナルチームの話。
※サッカーに詳しくない人に補足説明。サッカーにはクラブチームの試合と、国の代表チームの試合と2種類あって、年間でナショナルマッチデイの日程が決められています。例えば今年6~7月に開催されるワールドカップ期間中はナショナルマッチデイ(代表チームの試合期間)となり、クラブチームの試合は行われません(2部リーグなどの例外は除く)。年間の大体7~8割がクラブでの試合が設定されており、残りの2~3割の期間が国同士が試合する日に設定されている感じです。
毎週のように試合が行われるリーグ戦において、日常生活に食い込む形で自身が応援するクラブチームに身を捧げているサポーターの姿を垣間見て、南米のサッカー文化の偉大さを実感した次第です。
我が国のJリーグのサッカー文化も誇れるものだと僕は思います。Jリーグの観客動員数も世界有数の規模だし、ヨモケンもひとつ前のブログで書いてましたが、浦和レッズのゴール裏の応援スタイルなんか、南米のサポーターに見せてやりたいくらいです。
ただ僕は、Jリーグに特定の好きなクラブチームを持っていません。
世界のサッカー文化・クラブ文化をこのブログを通してサッカーファンに伝える上で、「所詮、日本代表しか応援しないミーハーサポの戯言」と思われても仕方ない僕のバックグラウンドにずっと引け目を感じていたのは事実です。
本来、僕もJリーグを熱狂的に応援するサポーターと成り得る可能性を昔、持っていました。
兄の影響で小学2年生からサッカー少年団に入り、中学3年まで8年間サッカー小僧でした。
小学生時代はキャプテンも務め、スタメンをはっていましたが、上にあがった中学校が全道優勝する強豪だったこともあり、中学から控えに回りました。
当時15歳で負けず嫌いだった僕は、何をひねくれたのか、中3でサッカーが大嫌いになってしまいました。。
高校進学後、日常生活に食い込んでいたサッカーボールと決別し、当然ながらサッカー部には入らず、蹴球を遠ざけた生活が始まりました。
その期間にJリーグ開幕、ドーハの悲劇、ジョホールバルの歓喜、フランスW杯初出場など、日本サッカー史に刻まれるたくさんの出来事がありましたが、なんと僕は、それらの歴史をテレビ中継ですら見ていないんです。
社会人になってから、東京でのフットサルブームに乗っかってゴレイロ(GK)に自身の活躍の場を見い出すまで、僕の"サッカー氷河期"は続きました。
その後、日韓W杯開催後の日本代表ブームに乗っかり、僕もちょくちょく代表戦のスタジアムに出掛けるようになり、最終的に2005年のコンフェデ杯を現地ドイツで生観戦した経験が引き金となり、熱狂代表サポの仲間入りをした次第です。
ただ、Jリーグのクラブチームはというと、完全に乗り遅れました。
今更、どこかのクラブチームを選んで「俺は●●サポ!」と名乗るのも、何だか後出しジャンケンのような感じがして、気が引けてました。
しかし、南米におけるサッカー文化の根付き具合をじかに肌で感じて、気が変わりました。
僕もナショナルチームだけではなく、地元密着型のクラブ応援生活をしたい。毎週末のチームの戦績に一喜一憂しながら、美味しいビール、まずいビールを飲みたい。
そして、中3の挫折を切っ掛けに続いていた僕自身の「サッカー氷河期」に、真の意味でのピリオドを打ちたい。
ということで、今日からアシシは我が故郷、コンサドーレ札幌サポーターを名乗らせて頂きます!(≧∇≦)
「世界を知り、地元に還る」というこの現象は、グローカリゼーションの典型例かと。
日本に帰って、また東京を拠点にして仕事をすることになったら、週末、関東エリアのアウェイ戦に出向いて、ゴール裏でバモバモ飛び跳ねるサポーターになりたいですw
だらだらと続いたアシシのサッカー談議に最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
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