たろとは、ペットショップで出会いました。
目が合って、「あぁ!この子だ」という感覚
すぐに「たろ」を連れて帰ることに心が決まりましたが、鼻水が出ていて内服中だということで、落ち着くまで預かっていただくことになりました。
その後1か月、治ったりまた出たりを繰り返し、なかなか我が家に来ることができませんでした。
そんな時、店員さんから連絡をいただきました。
「もしかしたら一生治らないかもしれません。それでもよかったらお薬つきで引き渡すこともできますし、他の子にかえることもできます。やっぱり同じような白い子がいいですか?どうしましょうか?」
お店の方としては、とても親切な対応をしていただいたと思います。
落ち着くまで預かっていただいたのも、私たち家族のものが、うさぎに関して素人だったからでしたし、すでにお金を払った後にも関わらず、同じような白い子を探してかえていただけるという気遣い。
正直、迷いました。
一生治らないということは、薬がつきまとい、悪化すればその他の治療も受け続けることになるでしょう。
うさぎを飼うこと自体が初めて。
本当に世話をしきれるのかどうか。
夫の意見は「もう決めた子なのに、病気が治らないかもしれないという理由でかえてもらうのは違うと思う。それなら、うさぎを飼うこと自体をあきらめよう。」
私はその意見に半分賛成でした。
かえてもらうことは、もうできませんでした。「この子だ」と思ってしまったのですから。
ただ、飼うこと自体をあきらめたとして、この子はどうなってしまうのだろうと考えたら胸が痛む。
悩みぬいて話し合った結果「頑張って世話をしよう」と長い闘病生活を覚悟し、次の日からお薬付きで我が家にやってきました。
その後も、鼻水と軟便が続きますが、またの機会に