※あくまでも、私個人の感じた意見なので、全ての性別違和を持っている性同一性障害やLGBTなどの性的少数者が当てはまる事ではない事をご了承ください。

 

 

 

私の地元である 関西ローカルの読売テレビ夕方の報道番組の企画で「迷ってナンボ!」のコーナーで 吉本興業のお笑いコンビ「藤崎マーケット」が大阪の十三をロケ取材で性的少数者の取材の仕方が、今まで通り関西独特の雰囲気で行った。

 

性的少数者と言う、今まさしくLGBTの事で注目され、人権に対しての十分な配慮が必要であるコンテンツである事を全く理解されず放送してしまった事が今回の炎上の発端であるだろうと考えられる。 

 

関西は、お笑いが活発な街。  お笑い芸人以外も、ネタを前提で人との交流を深めて行き気さくな人情である 人間味のある地域で私自身も関西もしかり、 生まれ育った大阪が大好き

 

しかし、その地域性が 性的少数者を苦しめる地域でもある。

 

個性的な人間が溢れる町大阪

その個性が大好きな大阪人が イジル・イジラレるのも好きな人が多い大阪人でも、潜在的に傷つけられている人も居てる事を知って欲しい。

 

最近、注目されてきたLGBT(性的少数者)当事者がターゲットにされやすいのは昔から

昔は、オカマやホモなど平気で言われ変態扱いでバカにされ軽視する事が露骨でされていたのが当たり前の時代。

 

その時代に私は幼少期から育っていた中で、自分の反対の性別を好む服装が女性的な物が好きな事が言えない。それは、そのような言葉などが飛び交って、恰好のバカにした笑いのネタをされていた。

 

やっと、此処5年程で可視化され、性的少数者が当たり前に居てる存在を知られた今でも、触れては行けない、関わっては行けないアブノーマルな人達と潜在的に根強く残っている。

 

依頼主が、常連のお客さんで性別が気になるって事の取材。依頼されるときの行動が、如何にも悪い事をしていると言わんばかりの行動。ノートな何かで自分の顔を隠し、コソコソと伝える。  この行動は私にとって凄く傷つける行為 この行動で今まで何回も傷ついたか・・・

 

 

そして、依頼を受けた お笑いコンビ「藤崎マーケット」も、性別がわからない当事者にアプローチする行動も、質問する度に悪い事をしている感満載で、非常に不愉快でした。

 

悪い事をしている自覚がある事自体、非常に悪質だと私は感じ、 そのような気持ちで取材をやって欲しくなかった私の心境です。

 

取材を進めて行く中で、衝撃的な事が2点

 

  • 身分証明書で性別確認を要求した事
  • 女性でない事を確認した後、胸を触る行為
 
 
 
最初のアプローチで当事者本人が「男性」である事を伝えたのであれば、そこで取材を終了し、依頼主に報告すべきなのに、関西独特のネタに走ったのかエスカレートな人権を無視する行動に出てしまった。他の取材の感覚のノリで行ったのだろうと。。。
 
しつこく質問をし、男性とわかった上での胸を触る行為は許しがたい行為です。 本人が承諾したとしても、視聴者さんの大多数は不快な気持ちになられたのではないかと思います。
この当事者は男性と答えたが、実はXジェンダーと明かしている。Xジェンダーってまだまだ社会に知られていない状況で、話しがややこしくなる説明するのが大変だからの配慮だったのかもしれません。
 
しかし、もし、性同一性障害(性別違和)の間違って男性として生まれてきた女性であったらこの行為は大問題であります。 
 
私自身も、未だに男なの?女なの?とか平気で質問されて不愉快な気持ちになりますし、男性が好きなん?って言われて 異性愛前提って感じも不快であります。
 
ましてや、自分の性別に違和感がある事を言えないグッと堪えている方が非常に多い中、今回のような取材をされたら、嫌ですと断られない方が多く居てます。
 
されるがまま、取材をされ 放送される危険性があります。
 
人権に関わる内容であるかどうか人権侵害にならないかどうか、常に取材時には考えて、その方のプライバシーを守って頂きたいです。
 
ましてや、報道番組で、このような放送をしてしまう事自体、言語道断であり有ってはならないです。
 
人権に触れる内容であっても、人権侵害にならない取材の仕方
 
性別が男性とわかっても、お綺麗ですねとか
お肌の手入れされているのですか?
 
などの相手に言われても不快にならない回答をして頂けたらと感じました
 
 
 
関西ネタで行くのであれば・・・
 
「何処の化粧水使っているの?  私も買ってみたい」
「幾らなの?」
 
「めちゃぁ 安いやん~~」
 
「私も綺麗になるかな?」
 
「年齢考えてみ?」
 
「そやなwww」
 
って感じに会話が行けば、人権に触れていても、侵害にもならないし 関西ネタになっているから番組にも取り上げやすいのではないかと思います。
 
お笑いコンビの方の腕の見せ所だったのに、残念でありました。
 
そして、何より致命的な事は、同じプロデュ―サーが2回ともチェックしそのまま放送された事
これが、他のプロデュ―サーなど他の人がチェックしたらもしかして人権侵害である事を指摘出来たかもしれません。
 
今回の報道で性的少数者を取り扱う難しさが露呈された中で、報道メディア関係者方々が性的少数者を取り上げない方向に行って欲しくない。
 
それは、此処まで知られて、認知されてきたのは報道メディア関係者方々が取り上げて頂いたお蔭なのですから・・・
 
報道メディアは社会的に非常に影響される。 間違った報道をしてしまったお蔭で当事者を苦しむ結果に
 
そして、今 当事者の間違った報道をしてしまった報道を正しく報道して行く姿に私は感謝しています。
 
今回の件で性的少数者を取り扱う事を辞めないで頂きたいです。
 
もっともっと取り上げて頂き、当たり前の存在としてみんなが受入れて頂けるように、報道メディア関係者方々よろしくお願いします
 

 

 

産経新聞のWEBニュース

産経WESTにて

 

今回の件についての取材を受けました。最後のまとめに私のコメントを掲載して頂いていますご覧になって頂けたら幸いです

性別確認で胸触る メディアの人権意識に波紋 検証・読売テレビ

 



赤線が取材を受けたコメントです