今の日本の医療体制では、混合診療、つまり自費による「自由診療」と、保険適用である「保険診療」を織り交ぜて(混合して)診療を受けることができません。

 

 そして一方、法整備により、現在は性別適合手術(SRS)が保険診療で受けられます。しかし、事前にホルモン療法を受けていると、保険診療とならないのです。

 

 それは、ホルモン療法がまだ保険診療を認められていないため「自由診療」となるからで、事前にホルモン療法を受けていると混合診療となってしまうため、SRSも「保険診療」扱いにはならないのです。

 

 しかし、たぶん多くの方がまずはホルモン療法から入ると思うので、SRSを「保険診療」で受けられる方は、ごく一部の人になっているのではないかと思います。

 

 そこで、"SRSの混合診療を認める"か、"ホルモン療法の保険診療"を認めて欲しいものです。