はい グリップを握って・・・グリップを握る・・・ ~自分にこもって筋トレしなさい~ | 今日の恵み  維摩会 春秋館の恵み

今日の恵み  維摩会 春秋館の恵み

         ~今・ここへ~

                     

 

 

     筋肉 はい グリップを握って…グリップを握る… 筋肉                  ~自分にこもって筋トレしなさい~

 

 

はい、グリップを握って…グリップを握る…

・・・

グリップを握って、前に押す!!!

・・・

 

隣でステップを踏んでいる私は、気が気ではありません。

 

**********

 

お盆の間も、市の体育館は開いているとのこと、

そこのスポーツジムもお盆休みはないとのことで、

暑い夕方、

涼しいスポーツジムで少し運動してこよう、と出かけたのでした。

 

最初に行った時にトレーナーの人に教えてもらった通り、

ルーティンになった順番で、

最初は自転車をこいで、それから、レッグ何とか、というマシン、

次は腹筋で、そして、

50センチくらいの高さにあるステップを踏んでいたところでした。

 

隣の腹筋を鍛えるマシンのサドルに座った、

ピンクのTシャツを着たお嬢さん、

座ったはいいけれど、下を向いたまま固まって、フンともスンとも言いません。

トレーナーのおじさんは、こちらに背を向けているのですが、

私は50センチも高いところから見下ろしている感じなので、

様子がよく見えます。

おじさんは、手にしたファイルを見ながら、

どうにも手に負えない、という様子です。

なだめてみたり、黙ってみたり、ちょっときつく言ってみたり・・・、

とはいえ、声を荒げることができないのが、今の時代です。

 

何となく、居心地が悪くなった私は、別のマシンに引っ越すことにしました。

いつの間にか、カウンターにいる人が、

最初についてくれたトレーナーのお姉さんに変わっています。

会えば話しをするようになっていたお姉さんです。

大丈夫なのかしら・・・、と様子を話してみました。

すると、一言、

甘えです。

 

**********

 

空手のお姉さんは、やっぱり厳しい、と思うのは、思い込みでしょうか。

とはいえ、甘え、はその通りです。

とはいえ、ピンクTシャツのお嬢さんも、自分でやってきたのです。

どこでくじけてしまったのでしょうか。

 

このような場面で、

どう自分と向き合い、どう自分を処していくのか。

維摩会 春秋館での御指導は、

このような時に大きな指針となるように思います。

自分を客観的にみることができれば、

このような姿は、とても恥ずかしいことに思えるはずなのです。

 

いや、待て待て、とさらに思うのは、

もしかしたら、

恥ずかしいという基準はなくて、

やりたくなくなったら、やらなくていい、という価値観なのかしら・・・。

 

**********

 

トレーナーのお姉さんの厳しい言葉は、今度は私に向けられました。

自分にこもって、筋トレしなさい!