≪開催概要≫
大会名称:熊本復興応援 ハッピーモリンガ杯Let'sレン耐 HSR九州150分耐久&車いすエンジョイマラソン
日時:4月21日(日)
場所:熊本県 HSR九州ロードコース
天候:晴れ
コース状況:ドライ
気温:25.6度
路面温度:33度

≪開催クラス≫
グロムカップクラス    10台
グロム125クラス      9台
エイプ100クラス      7台

計26チーム
参加者総数 80名
車いすマラソン 参加者12名

観客総数:400名



<レポート>
平成最後となるLet'sレン耐の舞台は、バイクの聖地である本田技研工業・熊本製作所に隣接するHSR九州。
今回は挨拶にかけつけてくれた小野泰輔・熊本県副知事も県職員チームを率いて自らライダーとして参戦。また合志技研工業の松原美樹社長もLet'sレン耐のために作ってくれたスペシャルマフラー1号機を装着したグロムでレースに臨む。
会場MCには、熊本で活躍中のタレントの「ばってん譲二」が登場し盛り上がるなか、県内をはじめ各地から集ったライダーたちによってグロムカップ、グロム125、エイプ100の3クラスが開催された。

レース当日の午前中には「車輪で繋がる絆」ということで車イスマラソンアスリートのエンジョイマラソン大会を開催。普段なかなか走る場所に恵まれない車イスアスリートたちが広々としたロードコースを爽快に楽しむとともにレン耐ライダーたちと交流を交わしお互いの認識を分かち合った。


さて、決勝は耐久レースらしいル・マン方式により10:30にスタート。
オープニングラップを制したのは、カップクラスの#8「プランビーエナジー」。
やがて、カップクラスのトップはこの#8と#3「チームNSRミーティング」らが争い合う展開になっていく。
グロムクラスは上位陣を出水市のチームたちが仲良くほぼ同じペースで占め、エイプクラスは#42「保護者同伴」が約1周ほど他のエイプ勢からリード。
エイプクラスでは、バイク初心者もいる県チームの#46「TEAMくまもと」や#44「熊本県車イス陸上競技連盟」も順調に周回を重ねていった
コースは全長約2.3㎞とロングなため、30分を過ぎると次第にカップ、グロム、エイプと車両の持つパワーに合わせて順位はクラスごとに固まるようになっていく。
そして、コースが長いにも関わらず、しばらくすると3回ごとのピットイン時に課せられるお題では順番を待つ渋滞が発生。

だが、今回で4回目を迎える熊本大会では要領を得ているチームも増えており、お題に備えて準備万端のチームも多く、チーム員の見事な協力プレイで次々とパズルなどの難問をクリアしていった。
1時間を経過した時点での順位は、カップクラスが#3=39周、#5「目指せ表彰台」=38周、#4「team源五郎」=37周。グロムクラスが#15「出水市
車屋さんのお客さん達」=33周、#19「出水市 車屋さんとバイク屋さん」=33周、#17「出水市
バイク屋さんのお客さん」=33周。エイプクラスは#42「team保護者同伴」=31周、#41=30周、#47=30周の順


2時間目に入ってしばらく総合トップの座は、カップクラスの#5の手に。それを#3と#8が追い続ける。
グロムクラスでは#15が逃げんとするも、文字通りそうは問屋が卸さないとばかりに#14「出水市 焼酎屋さんと歯医者さん」や#16「出水市
同級生の人達」が猛追。やがて、#16が#15と順位を入れ替え合う。
エイプクラスは、#42がじわじわと差を広げながら順調にトップをキープだ。
レースも折り返し地点が過ぎようとするころから各車にガソリン給油が行われるが、ここからはガソリン量規定のあるグロムクラスとエイプクラスは燃費を考えながらの走行も必要と、レースの難しさに頭を悩ませつつも順位アップを目指して走行を続けていく。
そうこうするうち、総合トップを走るカップクラスの#3は順調に3周あまりのリードを広げることに成功し、かなりラクな展開に持ち込んでいった。
2時間を経過した時点での順位は、カップクラスが#3=71周、#8=68周、#5=67周。グロムクラスが#15=61周、#16=60周、#14=60周。エイプクラスは#42=58周、#41=56周、#43=54周の順。

150分=2時間半となるレースも残りはあと30分。
なおもトップを走り続ける#3に対して、#8や#5もラストスパートを開始。
特に#8は目覚ましい走りを見せ、残りあと15分というところの79周目に1:30.399の大会ファステストラップを記録する。そして#5もその#8を数秒遅れの僅差で追い続ける。
しかしながら、HSR九州のロングコースで#3と開いた3周あまりの差を埋めるにはさすがに厳しかった。
時刻は13:00を迎え、87周を走り切った#3にまずはチェッカーフラッグ。以下、続々とゴールしていく。小野副知事も走った#46「TEAMくまもと」もアクシデントなくクラス5位で無事に完走だ。

が、最後の逆転劇はなんと表彰式で起きた。総合トップでチェッカーフラッグを受けた#3は、連続走行時間の規定オーバーとピット回数申告漏れのペナルティで5周もの大幅減算を受ける痛恨のミスを犯してしまっていたのが判明したのだ。
これで優勝は逆転で#8の手に。
せっかくギリギリで計算したライダー交代タイミングも、お題渋滞などによるロスでオーバーすると泡になるというLet'sレン耐ならではのルールに早くも各チームは次回への戦略を練りつつ、秋の開催を楽しみに今回のレースは幕を閉じた。


正式結果は以下のとおりです。

<グロムカップクラス>
1位 #8「プランビーエナジー」          84周
2位 #5「目指せ表彰台」             84周
3位 #3「チームNSRミーティング」         82周

<グロム125クラス>
1位 #16「出水市 同級生の人達」         75周
2位 #15「出水市 車屋さんのお客さん達      74周
3位 #12「MAX翡翠ツーリングクラブM」       74周

<エイプ100クラス>
1位 #42「team保護者同伴」            71周
2位 #41「つまさきだちスタイル」         70周
3位 #43「田上・久保田・青木組」         65周


<人生初レースクラス>
1位 #15「出水市 車屋さんのお客さん達」
2位 #12「MAX翡翠ツーリングクラブM」
3位 #14「出水市 焼酎屋さんと歯医者さん」

特別賞は、旦那さんが車いすマラソンに出場し、レン耐に参加した熊本県車イス陸上競技連盟の「岩下美紀さん」に贈られました。
なんと岩下さんは当日までギヤ付きの車両を乗ったことがなかったが、初心者講習を受けることで走行が可能になった。
そのチャレンジング精神に贈られた。