この前、妻とどうしようもない雑談をしていたときのことだった。どうしようもないとは、変えることができない過去の話のことだ。もし高校時代に戻れるとしたら何をやり直していたか、どういった選択肢をしていたか、実際にした選択を同じようにして同じ道を選ぶかなど、本当に色々。また、戻れるとしたら小学校、中学校、高校、どの時代に戻ってどうやり直したいかなども話していた。本当に意味のない話だけど、たまにこういった無意味な話も息抜きになるし面白かったりする。

俺も妻もやはり高校時代に戻ることができたら一番嬉しいということだった。恐らくこういう話題をした場合、高校時代を選ぶ人は多いと思う。思春期真っ只中で、大人になる直前の微妙な時期であり、色々な人生の選択肢に迫られる割と大事な年齢の時期でもある。

恋をしたり、バイトをしたり、進学先や就職先、色々と将来の準備もしなくてはならない時期で、ストレスを感じながらもワクワクするようなときもある。そして何より高校時代に戻ることができたら進学や就職の部分をやり直すことができる。でもそもそも同じ人物が同じ脳で、その当時の年齢に戻るとしても結局同じことを繰り返すだけではないかと思う。

でもそうではなくて今の人生経験と脳のまま高校時代に戻れるとしたらそれは美味しい。もしそれが仮にできたとしたら俺は何をやり直していただろう。とりあえず今のような仕事には就きたくないと思うかもしれないので、何かスキルを身に付けることができる大学に進学していたかもしれない。

やはり薬剤師や医者や教師などだろうか。専門職は強いし稼ぎも良い。まあ今更そんなこと考えても本当にどうしようもないのだが。

ところで、高校時代に戻る話題の後には妻が転職の雑誌のようなものを見せてきた。「タクシー転職相談 成功のクチコミと評判」という題の記事があって、ネットにどういった口コミが書かれているか抜粋されたものだった。

俺のようにある程度の年齢の男性が転職しようと思った場合、タクシー会社に転職することも一つの選択肢であり、精神的にも収入的にも決して悪くないと感じる人が多いと書いてあった。やはり営業系の仕事は精神的に疲れることが多く、本当は俺に向いていないのかもしれないと感じることが多い。タクシーの運転手なら乗客と最低限のコミュニケーションをとるだけで、別に何かを売りつけるための作戦を練ったりする必要は一切ない。やりたくないことをやることを自分に強制する必要はない仕事だ。しかも時間の自由も割と効く方らしい。

そう考えると今からでもタクシー会社だったら転職先として悪くないかもしれない。もう少し心に余裕が持てて、収入もそこそこあれば今の仕事よりは満足度が高いかもしれない。検討してみようと思う。