夜も少しずつ暖かくなってきました。
さて、
夜が暗いのに怖がらない、ひーちゃん、
そして、みき爺。
昨日の晩のこと、
みき爺「さて、ゴミを捨てに行こうかの。」
ひーちゃん「待って、みき爺、私も行く。」
やれやれ、そう思うと、
みき爺「じゃあジュースでも買ってやろうでな。」
ひーちゃん「おっさんぽ、おっさんぽ、夜のおっさんぽ、楽しーな、楽しぃーな♬」
どさっ、
みき爺「さっ、捨てたから家に帰るよ。」
ひーちゃん「みき爺！ジュース！！」
みき爺「おぉ、すまんすまん、すってんころりんと忘れてたわ。」
カシュッ！(蓋)
みき爺「歩きながら飲むのは良くないで、
少し夜風に当たってくかの。」
れもんジュースを飲みながら、ひーちゃんは言いました。
「ねぇ、みき爺？」
「なんじゃ？」
「太陽さんは何故まぶしいの？」
ん〜、みき爺は、ぼんやり浮かぶ月を見据えて言いました。
「それはね、太陽さんは頭がハゲているからだよ。」
「じゃあお月様は？」
「そら、お月様は金髪だから黄色く光ってるのさ。」
「ここだけの話、実は外国から来たんじゃからな。」
「外国と言っても海外じゃなく異世界からな」
「お月様は、星たちにモテモテじゃが、
太陽さんのことが好きで好きで、
後ろ髪を引いてばかりいるから、
太陽さんの後ろ髪がハゲて、
仕方なく前髪を後ろにやっても、
また お月様が引っ張るからとうとう太陽さんはハゲてしまったんだよ。」
「んん〜⁇」
「じゃあ、どうしてそんなことするの？」
「太陽さんと お月様は一緒に お空に居ないだろう？」
「ぶっちゃけ、お月様は太陽さんのことが好きでさ、でも太陽さんはお月様から逃げているのさ。」
「なんで？」
「そら、太陽さんも満更では無いけど、お月様の好き具合がストーカー並みなんだよ。」
「だから、仕方無しに日食の時にだけ会うのだよ。」
「お月様が、プンプンに怒らないように。」
「ふーん、大人ってよく分かんないや。」
「ひーちゃんが、もう少し大きくなったら分かるかもな？」
「じゃあママが夕飯作ってるから帰ろうかの？」
うん！
八神・八竜
〜あとがき〜
本当に昨日の晩にゴミを捨てに行って月を見て、子供だったら何かしら言うのじゃないかな？
そう思って書いた文です。
大人になるにつれ、自分の手に入る物だけが全てと寂しくなります。
真実は常に一つ。
だけど、思考は一つじゃなくても良いのではないでしょうか？
宜しければ、
HPの
Hyper creAps八神 もご覧下さいまし。
記事を見る時は、
スマホだと横向きの全画面にした方がいいかと。
まぁ、ご覧になるならばPCを推奨します。
以上でーす。