予想外の嫌なことはギフト。一人だったらきっと投げ出してた、小説サービスのこと | 景色見ながら、のんびり進む。/東郷 彩乃

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◾️ 予想外の嫌なことはギフト。一人だったらきっと投げ出してた、小説サービスのこと

 

東郷 彩乃です。

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友人をモデルとした

小説を書かせていただいてる。

 

 

「あなたのための小説家」

〜あなたを主人公とした小説書きます〜

 

その第一歩として、

 

亡くした奥様との思い出を

長文でメッセージしてくれた友人に

 

「そのお話、小説にさせてください」

と伝え

ヒアリングしたのが1月。

 

時は流れ、

そろそろ5月も終わる。


が、いまだこの小説は

「完成」に行きつかない。

 

 

 

 

人に喜ばれるもの

私が書きたいもの

 

そのバランスに

勝手に悩んで

一人相撲した2、3月。

 

4月にいったん出来上がって、

読んでいただいたとき

泣いて喜ばれた。

 

池袋の公園の芝生の上で

原稿を手にし、

 

切ないけど嬉しそうな表情を浮かべる

友人の姿をみて

 

 

このサービス、

我ながらすごく素敵だと

手応えを感じた。


初めて行った南池袋公園、みんなのんびりいい空気が流れてた。



さぁ、

軽く手直しして製本か、

と考えてたけど、

 

「追加したいエピソードがあるのだけど

良いですか?」と

 

10項目ほど

オーダーをくださった。

 

…私の正直な気持ち。

 

 

ああ、こんなに追加するのか…。

 

(友人は全部追加しなくても、彩乃さんの良きようにと

言ってくれたけど、そうはいっても全部追加すべきでは?と思考が働く)

 

これだと小説というより

自叙伝的な作品になっちゃう。

 

自叙伝ならご自身で書いてもらったほうが

より正確に回想を残せるよなぁ。

 

つまり

「私がやらなくていいじゃん」

という気分になってしまったのだ…

 

 

とはいえ、

 

もちろん

ここで投げ出すことはできません。

 

そういう作風のものに

チャレンジさせてもらえるいい機会、

とも捉えられる。

 

ただこのとき、

 

・全然スムーズにいかないな、

 嫌だな。

 

・求められているものと

 私のやりたいことに、

 思った以上にギャップがあるかも。

 

・3ヶ月くらいで

 製本まで辿り着くつもりだったのに

 (自分の力のなさに)がっかりだ。

 

・こんなに1作品に時間がかかるなら

 サービス(仕事)として提供するのは

 難しいのでは。

 

 

こんな思考が寄ってきて、

 

やる気がしゅるしゅると

しぼんでいっていた…。

 

 

が、しかし。

 

最近の私は

一人で抱え込まないと決めてるので、

マイコーチに相談。

 

そうしたら

私が頭をひっくり返しても

浮かばないようなアイディアを

 

ポンと出してくれて。

 

「それだ、それならできる!やりたい!」

 

って

今また情熱に火がついたところ。



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ここでまた

あらためて気付かされる。

 

一人で抱え込まない大事さ。

 

1〜2年前の私なら

一人でかかえこみ、


「小説はやっぱり趣味として

 書くだけにしよ…」

 

とこの夢をあきらめているか、

 

独りよがりの

ものすごくニーズの狭いところで

勝負しようとしていたかもしれない。

 

だけど

 

信頼する人に

助けを求めたところで

流れがかわった。

 

 

 

 

人に話してみる。


この大事さを今年は本当に

何度でも目撃させられる。

 

 

 

そしてもう一つ。

 

うまくいかないこと

想定外のことは

 

その時は「うわぁ」って思っても、

後に絶対、ギフトになるな、と。

 

だって

もし今回、この小説が

1往復のやりとりで

スムーズに2〜3ヶ月で

製本できてしまっていたら

 

私は今後

これをサービスとして

提供しはじめたとき、

 

いろんな壁に

ぶち当たったことでしょう。

 

お代もいただいてるのに

納期もあるのにぜんぜん書けない!

 

っていう

大きなストレスを抱えたはず。


 

おかげで

最初のヒアリングの仕方も

改善できることがわかった。

 

今のうちに

想定外のことが起きて

ほんとうに良かった。

 

 


 

半年先の未来に

「ちょっと待ってて〜!

ちゃんと辿り着くからね」


って声をかけながら

山を登ってく。