炎症とアロマ | 岐阜・薬剤師からアロマ薬剤師へ・アロマを多方面からお伝え☆

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祖父の時代の薬剤師はお客さんから症状を聞き調剤をしていました。その形をアロマテラピーで実現したいという思いと。
アロマテラピーを薬理と自然哲学と感性で使いたい。
そんな思いからアロマ薬剤師となりました♬
岐阜から発信!

以前受講したNARD-Japanのレベルアップセミナー。

 

『炎症と免疫に関するトラブルとアロマテラピー』の感想レポを作成f^_^;


内容が濃すぎてまとめられなくて…一般的な感想文にf^_^;


それでも少し深めるために書籍も確認しながらの作業。こうした頼まれごとは引き受けるに限りますね(^ ^)

 

 

炎症と呼ばれるものには、発赤、腫脹、疼痛、発熱、(機能障害)の4徴候+(1徴候)があるとされますが。


最近では体の中にも炎症反応があるということがわかってきて、それを「自然炎症」と呼んだりします。

 

 

例えば・・・

 

 

平穏な体に何かしらストレスがかかってくる

体内でそのストレスと闘おうと戦闘態勢に入る

ストレスの原因に対して体がもとに戻ろうとする戦いが始まる

体が燃える(炎症)

燃えかすが溜まる

体内に不必要な物質が溜まる

血流や体液の流れが滞る
☟☝(ここはどちらが先という答えはなし)
気が滞る

病気になる

 

 

 

といった感じ。

 

 

これらを総合してみてみると、どこに原因があってどこにアプローチしていけばよいかが見えてくるのが旧漢方医学アロマの世界。

 

 

そうすると、アロマの使い方も少しずつ見えてくるのです(*^^*)

 

そしてアロマ=癒しと言われるように、鎮静作用や抗炎症作用を持つ精油は多々あり、成分にも様々なものが含まれます。

 

 

例えば簡単なラベンダーアングスティフォリア。

 


エステル類の酢酸リナリルをはじめ、モノテルペンアルコール類のリナロールが主成分ですが。


他に含まれる、オシメンやテルピネンなどはモノテルペン炭化水素類でうっ滞除去をはじめ


γテルピネンは静脈の強壮なども知られています。

 

炎症を鎮め、心身の鎮静を行い、うっ滞をとってくれる精油としてみると。


この精油が体の炎症反応(メタボリックや認知症など)にいいということがわかります(*^^*)

 

 

また不思議なことに、アロマの精油は陰陽のバランスをとることが得意なので亢進しすぎた体の炎症を抑えても、抑えすぎてしまうことがないのです。


それは嗅覚が判断してくれるのですよね(*^^*)

 

本来嗅覚は人間が生き抜くために恐怖から逃れることのできるアンテナとして発達したもの。


香りがあまり好きでなくなったときは、その香りが必要なくなってきているということ。

 

また、精油の芳香成分は細胞の核内にまで作用することを考えると。
細胞レベルでのバランスをとってくれる精油の力はやはり侮ることができないと思ったりします。

 

 

これは先日の安倍先生の講義で出てきた精油達。
実際に動物実験などで成分が免疫や炎症系の疾患にいいとされた精油達です。

 

抗炎症はもちろん、抗酸化作用なども認められてきている精油達。


現代病である様々な疾患の回復のツールとして使わずにはいられないですねー(*^^*)

 

 

アロマができること。

私たちの生活にアロマの精油が入ってくることが医療費削減の一歩になったり
医薬品をそんなに飲まなくてもよくなったり
病院に行く前にお家でケアできたり
もしくは病院に通いながらでも使うことで回復が早まったり
自然の香りに近い中で過ごすことで心豊かに暮らせたり
もっというと、嗅覚の刺激は感性の刺激にもなるので感覚が磨かれてきたり

 

 

医療と予防医学との狭間にあるアロマの世界。
ご一緒に垣間見てみませんか?