■TS系OD KORG OVD-1 をコピる! | ■LesPaul63■オーディオ&エフェクターなど自作音響的ブログ

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CDやハイレゾなど「レコーディングスタジオで制作された音源」を忠実に再現したい音楽ファン。ギターやオーディオ関連がおもなブログネタ。
週末はさいたま市でソフトボールを少々。

KORG OVD-1 は80年代中期に「KESシリーズ」としてリリースされたペダル。
当時はBOSS、MAXON、GUYAなどの勢力が強かったからか、
あまり注目されず僕も使ったことはなかったが、
かのBoowy 布袋氏が使用していたとの事で未だに人気が高いペダル。
生産台数も少なかったようで実機は高値取引されているレアアイテムだ。
知人からの依頼もあり興味が沸いてきたのでさっそくネットを調べてみたら、
製作のブログやら多数公開されていて今や自作ODの人気NO.1だそうだ。
ソフトボールのシーズンオフであるこの時期に自作してみようと思う。

まずは回路図を見てみると、ランドグラフなどと同じくTS系にそっくりだった。
画像で上がOVD-1 下がTS-9

ovd-1

ts9

回路図を一見すると バッファに違いがあるのがわかる。
OVD-1 はFETで、終段バッファはなし。TS-9はバイポーラとなっているのが
大きな違い。
さっするにOVD-1はより真空管に近いなめらかなサウンドになっているようだ。
ちなみにTS-9のこの回路は終段のRの定数を変えるとTS-808となるとある。
このプチ改造は定番ですね。
このあたりも含めてOVD-1も自身のギターやアンプに合ったサウンドクリエイトが
楽しめるだろう。市販品なら入手後気に入らなければそれっきり。
自作なら自分なりにアレンジできるのが醍醐味だ。

今回は、短期間で作りたいので部品集めやら面倒なのは敬遠したいと思っていたら、
エフェクターキットで有名な「タッキーパーツ」さんでそのもののキットが販売されていた。
しかもPoint to Point 配線に便利な「プリントユニバーサル基板」なる穴あき基盤にレイアウトが印刷されたものがあった。これはいい!さっそくパーツセットを購入してみた。

基板はサイズに合わせてカットする必要があるが、
しっかり基盤のランドに合わせてレイアウトが印刷されていて感心してしまう。

ovd-1kiban2

これならプラモデル感覚でパーツを刺して配線するだけだ!実に便利!
細かいことだけどキットのパーツで気が付いたのは電解コンの耐圧が50Vとか
結構余裕の選択がされているのがありがたい。
後ほどTS系に定番の昇圧回路も組み込めるのでケンタ系のサウンドに
近いニュアンスも出せると思う。

パーツの実装は、抵抗など背の低いものからというのが基本だが、
PtoP配線なので Inputから信号の流れにそって順に製作を開始

ovd-1kiban

とりあえずクリップダイオードやFETはそのまま実装、オペアンプは親切にソケットが
付属していたのも嬉しい。
いやぁ~キットって素晴らしい・・・!

今日のところはここまで。