こんにちは!

 

今日私が目にしたニュースで印象的だったものは、日本人の同性パートナーである台湾人男性に特別在留許可が下りたというものです。

この台湾人男性は以前に退去処分を受けていましたが、今回法務省がそれを取り消したそうです。

今回のケースは同性カップルが法的保障を求めて起こした国内初の裁判です。

裁判まではいかなくても、同性同士の結婚が認められないことは「法の下の平等」と定めた憲法に違反するとして、今年の二月には13組のカップルがその権利を求め一斉提訴を起こしています。

 

同性婚

海外諸国では認められてきている国も増えています。

アメリカでは2015年月に、全土での同性婚が合法化されています。

もう4年ほど前のことなんですね。

日本でパートナーシップ制度を導入している自治体もあり、パートナー宣言を認め、証明書を発行しています。

しかし、いまだに同性婚は違法とされているのが日本の現状です。

 

今回はそんなジェンダーマイノリティーおよびセクシャルマイノリティーについてお話ししたいと思います。

 

LGBTQってなんだか知っていますか?

 

L:Lesbian (女性が好きな女性)

G:Gay (男性が好きな男性)

B:Bisexual (男性と女性両方を対象とする)

T:Transgender (生まれ持った生物的な性別と自身の認識する性が異なる)

Q:Questioning (自分の性を断定できていない) または Queer (日本的ニュアンスではオカマ)

 

ジェンダーに関しては様々な見解があるので、私が述べることがすべてではありません。

http://jobrainbow.net/queerandquestioning

こちらのサイトではジェンダーマイノリティーについてより詳しく説明していますので、参考にしてみてください。

 

 

セクシャルアイデンティティ

とは、自分自身が自覚する性のことを指します。

例えばアメリカの学校では初めの自己紹介で、自分がどう呼ばれたいかを伝えます。

プロナウン(人称代名詞)をあらかじめ自分で言うんです。

例えば He/him she/her などです。

またこれについては詳しくお話しようと思います。

 

LGBTQはセクシャルアイデンティティが少数派になる人たちの総称です。

 

生物として子孫を残すことを本能としてきたこともあり人間は、

異性を性の対象とし、

自分自身の性が先天的な性(生物的な性)と一致することを当たり前としてきました。

よって男性が男性、女性が女性を性の対象とすることがマジョリティーとなっています。

 

しかし、今はそれが当たり前でも、正しいことでもありません。

社会的にも、マイノリティーを受け入れる姿勢が見られるようになってきました。

 

メディアでも、セクシャルマイノリティーを題材としたものが取り上げられるようになってきています。

例えば最近放送されたドラマですと、

「隣の家族は青く見える」では年の差ゲイカップルをとりあげていて、

「おっさんずラブ」ではゲイの恋模様をとりあげています。

こういったドラマは私たちの身近なところにも、セクシャルマイノリティーは存在していることを伝えてくれています。

 

マイノリティーを「知る」ことが、その存在が当たり前であると思わせてくれる「きっかけ」になるのではないでしょうか。

だからこそメディアでセクシャルマイノリティーについて正しく伝えることは、非常に効果的であると私は思います。

あなたは以前に比べ、日本がマイノリティーにとって声の挙げやすい社会に変化してきていると思いますか?

わたしはそう思いますし、そうなるように多くの団体や個人が活動していると思います。

 

 

ではどうして日本では同性婚がいまだに認められないのでしょうか。

個人的な見解として、2つの理由をあげます。

 

まず一つ目として、日本の歴史がある思います。

日本はとても歴史の長い国です。

長く続い伝統や習慣を変えることは難しいことなのだと思います。

憲法9条改正にも賛否両論ありました。

続いてきた何かを変えることは、難しいのかもしれません。

 

もう一つは、日本人の関心の薄さです。

身近にセクシャルマイノリティーがいない人や、自分には何ら関係のないことだと思っている人が、

同性婚合法化に向けてアクションを起こすことはあまりないことだと思います。

しかし多くの日本人がこのことに関心を持ち、少しでも行動を起こせは、社会全体として変わる方向に進むことができるはずです。

 

最後に、

私がセクシャルマイノリティーに興味を持ったきっかけは、トランスジェンダーの大学の友人に出会ったことでした。

私はそれ以来、Youtubeでセクシャルマイノリティーについての動画を見て体験談を聞いたり、

少しでも知ることに努めました。

 

今回のお話が、あなたがセクシャルマイノリティーについて知ろうと思えるきっかけになれば幸いです。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました!