登城◇朝霞ルイ | 幻想芸術集団 Les Miroirs ~耽美なる制作日誌~

幻想芸術集団 Les Miroirs ~耽美なる制作日誌~

都内で活動中の芸術集団・Les Miroirsの、優雅で耽美な日々の記録。
様式美に彩られた華麗な舞台公演を展開している集団ではありますが、此方のblogは基本的にまったり運営しております。

朝霞ルイです。
劇団員達の外部活動も無事に終了し、来月のイベント【アポロン神話と宮廷舞踏】の稽古に取り掛かっております。

先日、会場となるコーマル城にご挨拶に行って参りました。



…廊下ですよ、これ(笑)
廊下だけでこの雰囲気ありまくり写真映えしまくりの空間。
広間や各部屋は更に物凄く豪華で美しいのです。

イベント日以外で伺うのが初めてだったので妙に緊張しつつ…奥様に淹れて頂いた珈琲をご馳走になりました。



普段から喫茶室でお出ししているという“カフェ利休”。カップにはコーマル城の紋章が入っています。
城内には茶室もあり、しっかり和の文化との融合もなされた独特なおもてなしが楽しめます。

来月の打ち合わせをしつつ、城主様が先頃フランス旅行で行かれたアルスナル図書館のお話を聞いたり、タイムリー過ぎた。
(来年公演の「夜を喰むスマラ」原作者のノディエがアンリ10世の私設図書館時代からアルスナルの司書を務めていたので丁度色々と調べていたのだよね…)

コーマル城は、建築デザイナーである城主・高丸氏が長年掛けて建てられたフランス様式の建物。フランスの城主会からも公認された、紛れもない本物のお城です。
個人宅ではあるが、ちょっとした博物館並みに貴重な資料や美術品を有する“住める芸術品”とも呼べる空間。
西洋建築・歴史好きの方には垂涎ものじゃないかという場所ですが、そうでない方にもある種のテーマパーク的な気分で充分にお楽しみ頂けるのではないかと思います。
舞踏会等で幾度かお邪魔していますが、わたしも伺う度にわくわくするお城ですよ。まして今回初めて演者として、あの贅を尽くした空間で、素晴らしいオルガンまでお借りして芝居をやらせて頂く機会に恵まれ…気が引き締まる想いと同時に心から楽しみでもあります。
重ねて、イベント当日の9月1日は奇しくもルイ14世の命日とのことで…わたしも名前に恥じぬアポロンの姿をお届け出来るよう努めて参ります。
(余談ですが、コーマル城で飼われているパピヨンも“ルイ”君という名で、呼ばれる度にびくっとする…)

当日は短編劇のほかに、バロックダンス愛好会の皆様との演舞もご披露致します。
踊るLesMiroirs、貴重ですよ。
作品上演後のティータイムでは、ダンスレクチャーの時間もございます。ご参加・ご見学自由ですので、この機会に体験してみては如何でしょうか?




【アポロン神話と宮廷舞踏】お席のご予約、受付中です。
美しいお城で、宮廷文化に浸る贅沢なひとときを是非…
《イベント詳細はこちら》