戦場カメラマン渡部陽一さん | Le petit chateau “ fleurs Miho ”

Le petit chateau “ fleurs Miho ”

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   こんばんは

   葉月の締めくくりは金曜日

   台風の影響でしょう…
   滋賀湖南地方にあるオフィス周辺も
   夕方は嵐…近くで落雷もあり
   竜巻が発生しやすい状況にもありました。

   来週半ばにはまた
   台風が列島に
   さらなる影響を及ぼしそうです。
   
   ウェザーニュースが気にかかりますね。

  *     *     *     *     *     *     *     *

  タイトなスケジュールのオンタイムでした。
  午前・午後に人事採用面談。
  見学案内に会議が1つ…。

  それでも今日はアフター7に
  楽しみにしていたセミナー(講演会)
  があり、なんとか18時には退勤しました。

  勤務地のある市で開催される
  『人権セミナー』

  2018年のトップを飾ったのは
  戦場カメラマン歴25年のジャーナリスト
  渡部陽一さん

  『渡部陽一さんが世界の今を語る…
   〜犠牲者はいつも子どもたち〜』
 
 講演会は爆音が鳴り響く戦地の様子と、
 それをリアルに現地からリポートする
 渡部さんの映像からはじまりました。


 講演は3部構成でした。

 1つめは
  彼が戦場カメラマンになったきっかけ


  2つめは
  戦地の子どもたちの暮らし
  戦地の医療の状況
  戦地の教育現場と状況

  そしてラスト
  3つめは  質疑応答

  
  お馴染みのいでたちで現れると
  壇上で所狭しとゆっくりと歩きながら
  大きな身振り手振りで
  語りがはじまりました。


 今回は1つめのお話を
 シェアしたいと思います。


 大学2回生の時の生物学の授業で
 ピグミー族の存在を知ったことが
 最初のきっかけだったと仰います。


 そこから
 戦争の悲劇と
 戦地で生活するひと…ことに子どもたちの
   “ありのままの表情”や“生の声”を
 世界の人々に伝えるジャーナリスト人生を
 歩み始めます。


 対戦国同士での和解は難しく
 第三国…中立国が必要で
 そのためにはまず
 相手を…事実を『知る』こと

 『世界情勢が動く』のは
 事実を知ることの先にある
  ことなんだと…。


 
 世界情勢を変える原動力
 はじめの一歩教育

 カメラマン
 架け橋となる写真を撮ることで
 子どもたちのを届けるのが
 果たす役割なのだと…
 
 静かに…けれど力強いメッセージでした。


 戦場カメラマンの撮る写真には
 まるで“魂の叫び…
 肉声が聴こえる”ようです。
 迫真のメッセージです。

 言葉で語らずとも
 心のひだの
 隅々にまでひろがり沁み入るのです。


 構図がどうのこうのとか
 絞りがボカシがどうのとか…の
 美しく魅せるための写真とは
 目的が違います。

 けれども
 心が震えます。
 心が痛みます。

 今の自分が置かれる状況や暮らしぶりが
 なんと幸せなことか

 この幸せが
 世界じゅうの中ではまだ
 ごく一部のひとにしか実現できていない
 現状を知り

 幸せで豊かな国に生まれていきている
 わたしにできることは何か
 を実感し考えずにはいられません。


 そのための
 ムーブメント役を
 身体を張って
 命を懸けて担う『プロ魂』を
 渡部陽一さんにみた気がしています。


 金曜の夜の講演会
 中・高生や大学生の姿もありました。

 幅広い年代の聴講者でした。

 天候のせいなのか
 市の主催で広報が周知されていないのか

 早く会場入りできなくても
 前方の良いお席に座れました。

 800人収容の大ホール
 空席が思った以上にありました。

 勿体無いなぁと思います。

 平和や真の幸福希求…
 一人ひとりが自分で考えるには
 きっかけが必要です。

 こんなに素晴らしいきっかけを
 逃さないでほしいなぁと思いました。


渡部陽一さんの
世界平和を願う
スケールの大きさ

慈愛の精神と優しさに
感銘を受けました。


  お読みいただきありがとうございます

    ハピネスリッチコンシェルジュ

    リボン&フラワークラフト講師


         Le petit chateau fleurs  Miho 

                                       石田  美保