りょう(小6)が、幼稚園児の頃。
ひとつ、秘密を打ち明けた。
実は、おとうさんはウルトラマンなんだ。
「ウルトラマン・ジャック」 なんだよ。
証拠はこれ。
カラータイマーの跡があるでしょ。
(と言って、胸の真ん中に残っている
大きいおできの跡を見せる)
でもね、これは誰にも言っちゃいけないことなんだよ。
おかあさんにも、内緒なんだ。
約束できる?
無言で 「コクリ」 とうなずく、りょう。
・・・・・
りゅう(小4)が幼稚園にあがったとき。
りゅうにも、同じ話をした。
その話を聞いた翌日。
りゅうは母に
「おかーさぁーん、これ内緒なんだけどさぁ~。
おとうさんって、ウルトラマン・ジャックなんだよ」
って、大声で話をしていた。
律儀に、秘密を守り通した長男とは大違い。
・・・・・
昨日、お風呂に入っているとき、
れお(小1)が父の胸の真ん中の 「傷跡」 を触りながら
聞いてきた。
れ 「おとうさんてさぁ~、ウルトラマン・ジャックなんでしょ?」
父 「そ、そうだよ。。。。」
れ 「なのにさぁ~、なんで弱いの?
おれと、たたかいごっこするとき
すぐ負けちゃうじゃん」
父 「れお。うちに 『おとうさんはウルトラマン』 って本あるの
知ってる? それを読んでみなさい」
れ 「はーーーい!!」
風呂から上がって、さっそく本を読むれお。
そこには、強い悪い怪獣と勇敢にたたかい、
うちに帰ると、疲れてヘトヘトなのに
こどもとたたかいごっこをしてあげて
負けてあげる 「ウルトラマンのおとうさん」 が
描かれていた。
れ 「あ、そっか 」
ん?
わかってくれたのか?
わかってくれるか、この気持ち。
なぁ~~、れお。
TEAM@SWIM も、よろしく。(5月から再開予定とのことです)