2021年 単行本発行
砂原浩太朗、二冊目
架空の藩、神山藩シリーズの一作目
二作目が過日読んだ「黛家の兄弟」
江戸歌舞伎の世界からは、出たが
江戸時代ウロウロしてる(笑)
「黛家の兄弟」の時、
架空の藩のモデルはどこだろう?と、
蟹雑炊だから越前?と書いた(笑)
他のヒントもあったね(^^ゞ
大きな藩の支藩?分家?と言うと
加賀藩の支藩、富山藩?
蝦夷地の人間からしたら
まっ、そこらへん(笑)
郡方の下級武士、高瀬庄左衛門
50歳くらい
妻を亡くし、同じ郡方の息子も
事故で亡くしてしまう
息子の嫁、志穂には子がないので
里へ帰らせるが
庄左衛門の趣味、水墨画に興味示し
何日かに一度、
習いに通ってくるようになる
そんな静かな生活だけで終わらない
良くも悪くも上層部は
いろいろ動いてる
下級武士も巻き込まれそうになる
でも、何があっても
静かに倹しく暮らしてる
清々しい
志穂との件は、物語を操る
作者の願望?(笑)
ここで暗転って感じなので
そういうことなんでしょう
庄左衛門の言葉で
(郡方なので)
「野山を歩き風に吹かれますと
おのれのなかに溜まった澱が
掻き消えまする。」とあった
野山と呼べるところは
歩いていないが
わかる気がする
続編もあれば。。
いや、続編は自分の頭の中で
(´-`).。oO