2022年発行

蝉谷めぐ実、2冊目
おんなの女房?(・・?なんじゃ?
おんな、女形の役者という意味


とざい、とーざい
「化け者心中」と同じ文政年間
ところは江戸
米沢藩の下士の娘志乃が
歌舞伎の女形燕弥に望まれて
世帯を持ったってんだ

武家の娘が役者となんざ
とんでもねぇ話だ
役者を河原者と蔑んでるってのに
嫁に出すかぃ?

ただね、武家と言っても下士、
辛うじて"士"にしがみついちゃいるが、
懐具合は火の車
藩としても、
下士の娘が役者と世帯持とうが
どうでもいいってことよ
家は仕度金で懐も暖まるしな(笑)


この話では、女形は日頃から
おんなのなりをしてる
歩幅小さく歩き、おちょぼ口で食う
あたしなんかから言わせりゃ
何だか気色悪いよ?

あたしの後を小股で歩く亭主
考えてごらん?
あーやだやだ

で、この燕弥、何故武家の娘と?
所作を学びたい、芸のためっつーこと

時姫〜清姫〜雪姫〜八重垣姫に
絡めた話で進んでいき

いろいろあって
二人の心は通じるが。。


まず、今日はこれぎり



「化け者心中」から
江戸後期の歌舞伎の
世界に行ったきり、
あたしゃ現世に戻れるんで?(笑)



 猫しっぽ猫からだ猫あたま


ヤマボウシの実@近くの公園
赤い実は秋


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