この夏の旅では 諏訪の南に位置する「尖石(とがりいし)遺跡」を訪れました。
「尖石遺跡」は日本の縄文遺跡でもたいへん重要な意味を持っている遺跡で、一度は行ってみたいと思っていました。
 
以前、考古学関係の書物を読みふけっていたときから、行きたいと思っていたのですが、考古学関係の仕事に進むでもなく、考古学とはまったく関係ない生活を送ってきたので、無意識のうちに避けてきたのかもしれません。
 
しかし、縄文時代の研究をする人にとって、ここは外すことのできない、云わば聖地でもあるはずです。
 
 
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「尖石縄文考古館」の入り口にある「宮坂英弌(ふさかず)」氏の銅像。
 
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氏は小学校の教員を勤めながら、考古学の研究を行いました。そして八ヶ岳山ろくの縄文遺跡の発掘をおこない、特に「尖石遺跡」は一人で発掘を続けました。
 
 
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館内の様子です。復元された縄文土器や黒曜石製の石器が展示されています。
 
 
 
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4500年から3500年前の集落跡だとのことです。
一瞬タイムスリップしてしまいそうです。
 
この縄文土器を作り、使っていた人々はどのような人生の価値観をもち、どのような生活をしていたのでしょうか。
 
 
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中央の土偶は国宝に、右の土偶は重要文化財に指定されています。
 
この土偶を作成した縄文人は、4000年後に自分が作った土偶が国宝になるとは思わなかったでしょうね。