お久しぶりです。
書きたい記事・書きかけの記事がたまったまま、バタバタしている間にあっという間にもう全日本選手権、始まってしまいました。
まずはりくりゅう!
飛行機遅延にロスバゲージとは!!なんてことでしょう(泣)
どんなに心身共に疲れたでしょう。
本当にお疲れ様でした。二人のコメントに胸痛みます。
ここでワールド前に厄落とししたのだと思いましょう!
これこそ本人達にはなんの落ち度もない、不可抗力での全日本不参加。
「特例」措置は当然のことでしょう。
お二人の観ていて幸せになれるスケートが好きです。応援してます。
かなだいは二位に7点以上の差をつけ、77.7という何やらおめでたい並びの数字で首位発進。
RDは概ねずっといい感じできている「コンガ」なので、安心して観ていられます。
全日本休暇を午後からもらったので、気兼ねなく自宅のTV前桟敷でヒューヒュー♪させてもらいました❤️
大輔さん曰く「鼻息荒かった」らしいですが、ラテンなんだからいいんです!パッション爆発!でイケイケで良き良き。
クリスマス・イヴも「やったった!」の笑顔を見せてください^_^
プロトコル貼っておきます。
さて、標題は、かなだいとは別の選手の為に。
女子シングルの三原舞依選手です。
美しく繊細な滑り、空気が浄化されるような清らかな演技が大好きな選手です。
原因不明の難病と戦い続けて、一時は氷から離れざるを得ず、やっと戻ってこられたけれども、本当に痛々しいほどに痩せて筋肉が落ちていて。
それでも、リンクに戻ってきたい!お客様の前で滑りたい!という思いの強さで、這い上がってきたのだろう、そのひたむきさにも、心打たれます。
その彼女に、昨シーズン、JSFはひどい仕打ちをしました。
三原選手は、昨シーズン、最終的に世界女王・五輪メダリストとなった坂本花織選手と共に、他のどの選手よりも安定して好成績を残していました。出場した全試合で210点以上の得点。
JSFがシーズン初めに公表していた選考基準の内、ISUシーズンベストスコア、ISUワールドスタンディング、ISUシーズンワールドランキング、シーズンベストテクニカルスコア、いずれも選考のライバル選手より上でした。
にもかかわらず、全日本選手権で三位以内に入らなかったこと、それに加えて「年齢」「将来性」を考慮して、という理由で、彼女を五輪にもワールドにも派遣しませんでした。
22歳(当時)の彼女に、「将来性」がないとでも!?
私は、ちゃぶ台あったらひっくり返す勢いで怒りましたよ。
三原選手本人も深く傷ついたことを、後に吐露しています。
某ロシアの女子選手使い捨てチームじゃあるまいし。
十代の選手には絶対に出せない円熟したスケーティングと音楽表現ができるのが、二十代のベテラン選手の魅力であり強みであり、フィギュアスケートの醍醐味です。
他国では、30歳にして初めてGPSに出場叶ったという遅咲きの選手さえいます。
ましてや22歳ですよ?!
荒川静香さんがトリノで日本女子初の金メダル獲得した時、彼女がいくつだったと思ってるんですか!?ぷんぷん。
まあ、過去のことは嘆いても仕方ありません。
深く傷ついた三原選手は、それでも心折れませんでした。
今季、GPSの派遣日程との関係上、国内のブロック大会も免除されなかった為、抱えている病のことを考えると、これこそ「ハードスケジュール」であり「過酷」であろうに、彼女は日本とヨーロッパを往復する形で、ほぼ隔週で試合に出続け、国際試合で一度も負けなしで、とうとう、日本女子四人目のGPF女王になりました。
本当に本当におめでとう!!!
どんな選手も、努力していない選手などいない。
みんな、頑張って、泣いて、苦しんで、全日本選手権という晴れの場に立っている。
だから、三原選手だけが、、、などとは言わない。
でも。
スケートの神さまというものが、もし存在するならば、神さまに、あるいは、クリスマスの夜空を彩る星に、祈ります。
どうかどうか、三原舞依選手を勝たせてください。
全日本女王として、さいたまワールドに出場させてください。
あの心揺さぶる「戦場のメリークリスマス」が、世界中のフィギュアスケートファンに届けられますように。