遠行雑記-354
さて、大雨となった柳川市を後に次の目的地に向かいます。事故など無いように慎重に出発です。
ところで、前回の記事で『うなぎのせいろ蒸し』が口に合わないようなニュアンスをお伝えしましたが、けっして不味いなどとは言っておりません。むしろ甘めのタレがしっかりとご飯に滲み込んだ熱々のうな重が好きな方にはもってこいでしょう。ただね、今回は私が想像していた味とちょっと違ってただけ。下町生まれのG爺にはネ、もっと…何と言いますか…《雑な味わい》で充分なんですよ。なんたって私にとって一番のご馳走は『納豆&卵かけご飯』ですからネ。あ~今ここで食いたくなっちゃったナ~。
******** <閑話休題> ********
今回、主な旅先に選んだのはこれまで一度も訪ねたことがない『高千穂峡』なのですが、雨の峠越えはなかなか厄介で、どうしても途中休憩が必要です。そこで、トイレ休憩を兼ねてやって来たのが『菊池渓谷』です。
ここは日本名水百選、日本の滝百選、水源の森百選など多くの見どころがあり、一度来てみたいと思っていたのですが、今日のこの雨では外に出るのも危険のようです。上流からは大量の水が勢いよく流れてきます。
川の途中で流れは大きな滝となって落ちて行きます。
ちょっと下をのぞくと吸い込まれそう…。現在、低気圧と前線がこの辺りを通過中ということですが、なんとも凄い雨の降り方です。しばらく車内で大好きな森麻季さんのソプラノ名曲でも聴いて落ち着くことにしましょう…。
しばらくして雨もようやく小降りになり、もうひと踏ん張りして高千穂に向かいます。
途中、『天照大神(あまてらすおおみかみ)』の神話で有名な『天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)』に立ち寄りました。駐車場の近くに『天岩戸神社 東本宮二ノ鳥居』があり、付近に『高千穂夜神楽』で登場する『鈿女(うずめ)の舞のモニュメント』があります。この像は『天鈿女命(あめのうずめのみこと)』で、天照大神が隠れた岩戸の前で懸命に踊って外に誘い出したという、あの有名な神様です。
像に近づくとセンサーが反応して神楽の音楽とともにくるっと回ってくれます。
東本宮を離れ西本宮を経由し15分ほど歩いて『天安河原(あまのやすかわら)』に参りました。
ここは『八百萬神(やおよろずのかみ)』が集まり、岩戸に隠れてしまった天照大神に戸を開けて出てきてもらうための相談をした場所だそうです。
実はこの写真の左手の方に大きな洞窟があり、その中に木製の鳥居と祭壇が設けられているのですが、霊感の乏しい鈍感なG爺はスピリチュアルな写真をなるべく掲載しないよう心がけております。悪しからずご了承のほど…。
+-+-+-+-+ <一夜明けて> +-+-+-+-+
昨日の雨も止んで天気は回復に向かいそうです。
高千穂峡の見どころといえば何といっても『五ヶ瀬川』の浸食によってできた峡谷です。
前日の雨の影響で水が勢いよく流れてきます。
層雲峡(北海道)や東尋坊(福井県)でみられるような『柱状節理』の構造も見えます。
そしてここ…
観光写真で必ず登場する『真名井の滝』です。
ボートが写っていないのが不思議でしょ? 実は雨による増水のため本日はボートの貸し出し中止だそうです。
「ラッキー!! ここで滝だけの写真なんてなかなか撮れないヨ。大雨様様だナ~ 」
カップルが何組かボート乗り場にいてがっかりしていましたけれど、G爺にとっては《ハイッ オッパッピー》という最高のシャッターチャンスでした。
ザ・マ・ア。
真名井の滝周辺は遊歩道なども整備されていますが今日は観光客もまばらです。
流しそうめんは時期的にはちょっと早いですよね。
(時期が来てもG爺は遠慮するんですけどネ )
先日は静岡県の門出駅に設置されている『緑のポスト』をご紹介しましたが、ここには『幸せの黄色いポスト』がありました。丸形ポストは信号色が揃いましたよ。次はストライプかな~。
名前の前にイジワルが付くゾ。(^.^;)
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