記念日
本日は仏教の開祖・釈迦が亡くなった日といわれ、全国の寺院で「涅槃会」という法要が行われます。涅槃会では釈迦の亡くなった様子を描いた涅槃図を掲げて遺徳を偲び、報恩感謝の気持ちを表わします。
釈迦は、インドとネパールの国境沿いを支配していた釈迦族の王子として生まれ、何不自由のない生活をしていました。しかし、人間が直面する老いや病、死といった現実を見て、王位を捨てて修道者の道を歩んで悟りを得ました。
涅槃会以外にも、四月八日(釈迦の誕生日)に甘茶を注いで仏を供養して子供の健康を祈る灌仏会、釈迦が悟りを開いたとされる十二月八日に行われる成道会の三つが、仏教の三大年中行事といわれています。
私たちの会社にも創業者がいて創立記念日があります。家庭に目を向けると、夫婦の結婚記念日や子供の誕生日祝い、両親の長寿祝いなどがあります。
記念日は、人や歴史を未来につなげていく大切な日です。先人に思いを馳せ、その功績や生き方・考え方に触れる機会をつくってみてはいかがでしょうか。
【今日の心がけ】
先人に思いを馳せましょう
出典:倫理研究所 職場の教養2024年2月号より引用
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私の個人的な感想
あー、元葬儀屋としては馴染みのある内容です。話が苦手な社員さんも、こういう日はスピーチの内容が濃いですし流暢なんですよね笑。
とはいえ、このネタで個人的な感想を書くのは一般向けではないので、後半の内容に寄せて書きます。
さて、皆さんは自分の会社の仕事をするうえで、会社の歴史に触れたことがありますか? 理念を共有するために、ある程度は研修の中に組み込まれているかもですが、過去の人がどんな働きをしていたかなんておそらく気にしませんよね。
…
え? ものすごく気になる?
勤める人間として当たり前?
知らないと仕事ができない?
もしそうなら大変失礼しました。
私は過去に興味のないタイプの人種でしたので、「そんなことよりも仕事を覚えなきゃ!」と思ってましたし、現に社員の9割が、当時最年長だった私に過去の出来事を聞いてくることはありませんでした。
「お前と話したくないだけじゃない?」
と言われたらそれまでですし悲しいですが、当初の自分が「興味ないね」状態だったので気持ちはわかります。
しかし今の私たちの働きも、数十年すれば過去となり、いずれは語り継がれる側になります。そのときに自分の働きが評価されなかったり、風化してしまったら悲しくないですか?
…と、思えるようになったのはずいぶん歳を取ってからなんですけどね苦笑
どうしたって過去に興味がないし、思いも馳せられない人は、自分が先人の立場となる頃に汚名として会社に名を刻まない働きを心がけましょうね。
さて朝礼では。
会社の規模によっては、上役と話をする機会もなければ権限も時間もないという会社もあるとは思います。でももし機会があるなら聞いてみましょう。先人の思いから学べることはたくさんありますよ。
今日は、今日と未来をよりよくするために、先人の働きぶりに触れる機会としましょう。
noteではそのまま話せるスピーチを配信中
職場の教養を導入している某サービス業の会社で15年間勤務していました。
その15年間で得たノウハウを元に、自分の話したこと、ほかの人が話していたいい話をまとめ、そのまま話せるスピーチ風にして紹介しています。
でもそれってサービス業の会社で
話してた内容でしょ?
と思われるかもしれませんが、noteでは業種、性別、年代を問わず誰でも話せるような内容に変えています。ですので、
・職場の教養を読んでも感想が思いつかない
・朝礼当番の日が憂鬱
・そのまま読み上げるだけで終わらせたい
という方は読んでみて欲しいです。