帰省先から戻る時、白河市の大信にある図書館(中山義秀記念文学館併設)に立ち寄りました。すると、近くに、「ひじりん館」という小さめの道の駅的なものがありました。「陶器市開催」って小さく書いてあって、のぞいてみました。

 

 

すると、震災の被害を受けた浪江町の、伝統の「大堀相馬焼」の窯元の一つである「いかりや窯」の陶器が格安で売っていて、驚いた。

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福島人なら見たことがあるこのおうまさんのマーク・・・。

実家にも、しぶい大きな飾り物の陶器が飾ってあるよなあと思いつつ。

 

この値段は、ないよ!なんだこれ!

 

年配の女性が二人、「このふちのどごがな?・・」「わがんないね・・」などと話しているので、つい、割って入ってしまう

「これなんでこんなに安いんでしょうか??大堀相馬焼ですよね?」

「なんかね、プロがよくよく見れば、ちょっと出せないってらしいですよ」

「どこがでしょうね?」

「そうねえ見る人が見ないとね・・・」

「あっちの奥の方にあるのは、高いですよね。あっちが、正規の値段なんでしょうかね」

「そうみたいですよ」

 

確かに奥にあるのとは、値段のけたが違うのよね。

 

まず、本を返してきてから、ゆっくり来なければ!と思い、図書館へ。

 

 

それで私が爆買いしてから、お店の方と少しお話しすると

「われわれから見ても、どこがダメなのかわからないんですよね・・・・」

「ですよね!!」

「この、黒いぽちっとしたのとか、らしいんですけどね・・・」

「えぇ??そんなので?」

「作り手から見たら、出せないっていうのですよね」

「いや~もったいないですよね。私はきょうはたまたま来たのですが、年に一度って書いてありますが、いつまでですか?」

「2月の中旬から、三連休のあさってまでです。そして今日の朝、新作を持ってこられたので。。。」

「それはまた、さらにラッキーだったのですね、私は」

「もともと、震災後、浪江が原発事故で大変なことになってしまって、でも大堀相馬焼の伝統を守るということで、大信で続けてこられたんです。その後、南湖公園のほうに土地などがあり、移られたんですけどもね。大信の方への御恩返しということで、年に一度、このようにして、陶器市を開催してくださっているのです」

「いやー、もったいないですよ、もっと宣伝したらいいのに」

「この辺の、大信の方々にはチラシを配ってはいますけどね」

 

 

 

お近くの方はぜひに。

 

・・・ということで、微々たることながら、私も宣伝の助力をと思い書いている次第です。