集団思考のワナ ー リスキーシフト | レイデル の「心のエラー」と「脳のトラップ」

レイデル の「心のエラー」と「脳のトラップ」

人は、時に不可解な行動をします。
それは、”心のエラー” と ”脳のトラップ” が原因です。
これらを心理学と脳科学の視点から、幸せに生きるヒントとしてお伝えします。(各テーマは過去のfacebookページ掲載分より抜粋)
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$レイデル の『心のエラー』と『脳のトラップ』を知ろう!


官僚組織によって行われる不合理な制度設計、仲のよい若者のグループ内で起こるいじめ、ママ友たちの間で強いられるおかしな暗黙のルール。
このどれもが集団思考のワナによる意思決定の結果と考えられます。
また、これらの集団には大きな共通点があります。
エリート意識を持った官僚組織の集団、仲間内の世界が彼らとっての社会である若者の集団、子供を通じた付き合いのママ友の集団は、それぞれその集団外から心理的に閉鎖された環境にあることが見て取れます。
このように閉鎖された集団内で陥りやすい意思決定のワナを集団極性化現象と呼び、極端な方向へ向かうものをリスキーシフトと言います。
原因は、集団の成員が自分たちは特別な存在だと考えており、その中のリーダー格が急進的思考を持ち、集団としての圧力が大きなプレッシャーとなっていることで、この3つが重なった時に大きなリスキーシフトパワーが働きます。
通常は個人であればまず犯すことのないような客観的には全く間違っている意思決定が、その集団の中では誤った方向へ言動が傾いて行き、合意形成されてしまうのです。
歴史的に見れば、遠くはヒトラー率いるナチスのユダヤ人大量虐殺、旧日本軍の特攻隊、ブッシュによる米軍の湾岸戦争、今も絶えない自爆テロなど、非常に危険な状態を誘発します。オウムサリン事件も正にその1つです。
これは、政治や官僚組織だけでなく、企業社会においてもよく見られます。
営利至上主義に走ったり自分たちの責任追及を免れようとするあまり、業績を挙げたり損失を減らしたりするために会社全体もしくは部門全体で組織ぐるみの不正や犯罪行為が行われるのは度々ニュースになりますし、いつになっても後を絶ちません。
食品の産地や消費期限の偽装、粉飾決算や巨額脱税など、どれもリスキーシフトの結果と考えられます。
社会や多くの人に影響力のある組織体の意思決定者は、この集団心理のワナを十分理解しておく「義務」があります。
ただし、理解するだけでは集団極性化の当事者になったときにはやはり冷静な判断をするのは困難です。
ある程度の権限を持たせた外部の第三者が必要です。
これは「悪魔の代弁者」(多数意見にあえて反論する役割)という機能を果たします。
リスキーシフトを防ぐには有効な手段ですので、会社に大きな問題もなく業績もそう悪くない冷静な状態のうちにぜひ真剣に考えたいものです。

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