とは、乳歯が虫歯などで悪くなり、歯と歯の隙間が空いている状態をいうんだそうだ。
私は、だれでも前歯が無い状態の人のことを言うんだと思っていた。
昨日日中、大バーゲン中の仕事を抜け出して、とうとう折れた歯を抜く治療を始めた。
抜歯なんてたいしたことない、と経験上(日本での)思っていた私。
招かれた部屋は、まさに手術室だった。
たくさんの丸い電球が入ったあの天井のライト、
多くの機器、日本の歯科のパステル調の雰囲気とぜんっぜん違うじゃん!
これでは、子供は歯医者を怖がるはずである。
まず、抜歯のことを、サージェリー、サージェリー、とこの国の人が言うのが、不思議でならなかったのだが、
それがなぜか、その時納得した。
2人もの看護師がいて、
手術台に自分で座り、
生年月日を、とか、誓約書に署名してねなどの説明、はいメガネかけて、と遮光サングラスを渡されたら、
手術医が入ってきた。
もちろん、その人は緑のガウン?を着ていたが、
2人の看護師までガウンを着始め、いかにも手術!だった。
が、麻酔の注射が多少チクっとしただけで、30分弱で50年ものを噛みちぎってきた前歯は取り去られた。
なぜかこの国では、抜いた歯、欲しいですか?と聞かれるんだが、んなもんいりません!と言いつつ、
写真だけ、撮っていい?と撮らせてもらった。グロ。。。
そういえば、胆嚢を取る手術をしたときも、入ってた石、持ってかえる?と聞かれたんだった。
(これはもらってきて、夫に見せて自慢した?)
痛みもなく、仕事場には時間休としか言っていなかったので、
透明なマウスピースに、抜けた歯の部分の義歯がくっついたのをはめ、マスクをして私は予定通り職場に戻った。続