友人ご夫婦が、NZに戻ってきた。
この航空事情なので、家を出てから60時間かかったそうである。
そして飛行機の中は、400人乗りの航空機に5人。
お好きなところにどうぞ、と言われ、
思いっきり横になってぐっすり寝てこれたそうである。
しかしNZに着いたら、即隔離。
彼らは、自分の車が停めてある駐車場へ向かうことも許されず、
専用バスで国が用意したビジネスホテルへ直送された。
2週間の自由なき隔離生活。
どお?と電話をしてみたら、
それがもう、
申し訳ないほど快適なのだそうだ。
3食プラスオヤツと昼寝付きだそうで、
その3食も前菜からメインまで数種類から選べるんだそうな。
明るく語る友人だったが、
やはり、あーカップヌードルが食べたい、
ご飯と漬物、買いに行きたい。。。
という自由はさすがにないだろう。
1日数回保健局から電話が入り、
熱は無いですか、咳は?と聞かれるんだそうだ。
ホテルの敷地内の中庭は歩くことが許されるそうだが、
2週間、自分の趣味のものも置いていない一部屋での生活は、
やはりキツイだろうと思うが、
どこぞやの国とは違い、
NZのその対策ひとつひとつを絶賛する友人たちであった。
毎日思うが、
どうして人口500万人の国でできることが、
1億2000万人の国ではできないのだろうか。
私達リテールは来週あたりから仕事に戻るだろうと言われているが、
自分の感染より、日本の危機感のなさから来る家族の方に、
数倍不安を感じる。