前出のロシア人の彼女は、今週でここを去るそうだ。
新しい仕事が、見つかったの!?と私が聞くと、
No.
だった。
思った通り。
私は結局、何も言わなかったし、何もしなかった。
以前は気持ちが通じていた同僚として、
本当に彼女のためを思うなら、苦言を呈して気づかせるべきだったのかもしれない。
今も、彼女のフェイスブックの書き込みに、
興味を持つ人はほとんどいない。
通常は、これだけ長く働いた人にはフェアウェルカードが渡されるが、
果たして、彼女の場合、どうなるんだろう。
だれかがカードを用意するのだろうか。
したとして、人々は何を書くのだろうか。
私はどうするのがいいだろうか。