前出の甥っ子は、医療大麻を取り始めて3週間たっていたころから、
非常に状態が悪いことが義理家族から伝わってきた。
朝起きたら、不安が始まる。
吐き気と体の痛みで、何一つできない、食べられない。
不安で一人で眠れない。
しかし、夕方になると、薬が効き出し、気分が良くなり、
2食分食べ、寝る。という生活だったそうである。
食べるものについては、彼は何もできないので、
同居の母親に作ってもらっていたわけなのだが、
これではいけない、
自立の道をなんとか探さなければ、と周りのみんなが思っていた。
で、数日前、旦那が甥をあることで呼び出した。
甥は、車を1台組み立てたり、金属などを使ったアートができる器用な子で、
数年前はそういうものを作ってウエブサイトで売っていたくらい。
その材料になるレジンが旦那の職場にあるから、取りに来ないか?といったのである。
すると、2週間外出していなかった彼はなんと、やってきたそうだ。
そして、その時旦那は、自分でご飯くらい作れよ、という話をしたらしい。
電子レンジに入れるだけのものでもいいから、そこから始めなさい、と。
すると、今週は彼はそれを励行したらしい。
それはとても喜ばしいことで、
その話を聞いた旦那は、どーだ、と鼻を膨らませていたが、
義姉は、医者を変えてみようかしら、とも言っていたので、
医療大麻をやめて、別の薬にしたのかもしれない。
どちらにしても、少しでも好転したのはよかった。
ということを言っている私も、この頃全く料理をしていないし、
家でも職場でも義理家族の間でも、非社交的なことこの上ない。
なんとなく自分はここに必要とされていないと感じる。
甥っ子のことを話し出すと、どこかのグループセラピーに行ってはどうか、とか言っていたが、
そういう私が、そこへ行くべき段階なのかもしれない、と感じる。
ま、私には、それがどうでもいいときと、とてもくよくよ悩む時が周期的にくるので、
時期的なものもあるのだが。
なんだか、腑抜けな自分で、また新しい1週間が始まる。