職場での出来事 3 | レイドバックnzのブログ

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その電話の間、そばで彼女の17歳の息子もいたらしく、

 

やめちまえ、そんな職場!

 

などと茶化していた。

 

 

 

私は静かに、あなたの言っていることは正しいが、総支店長に恥をかかせたから彼は怒っているんじゃないの?と言った。

 

彼女には、あまり伝わらなかったらしい。

 

というか、わざとみんなの前で言った、と言わんばかりであった。

 

 

 

彼女は最近、10年ほど前からのベストセラーの本、ザシークレットという本のシリーズを読み始め、

 

毎日のように私に勧めてきていた。

 

 

 

義理家族とのことで頭を痛めていた私には、とても自己啓発の本を読むほど心の余裕がなく、

 

断っていたが、電子書籍のサンプルを数ページ読んでみて、

 

ああー。。。このタイプ。。。彼女はこれで、かなりハイになっている、と感じた。

 

もちろん、その種の本が必要な人には、いい本だと思う。

 

しかしあのタイプは、それぞれの人の人生で、出合うタイミングが大切だと思うのだ。

 

今の彼女には必要な本でも、私にはもう一つ響かないような気がした。

 

 

 

そして、彼女は次の日休んだ。

 

このときである、私が母の日会に出た方がいい、と思ったのは。

 

自分が正しいと思ったことを表現したなら、堂々とそこへ出て立ち向かうべきだ。

 

そうでなければ、2度と戻るべきではない。

 

 

 

とすると、彼女は、ほんとうにこれで辞めるのかもしれない。。。

 

私は、そう思って、大丈夫か、とメッセージを送ったが、

 

彼女はその休日を使って労働基準局に電話して話したそうである。

 

社員の契約にはないから、トイレ掃除はする必要はない、というお墨付きをもらった、と返事が返ってきた。

 

彼女は勝ち誇って高笑いをしているようだった。

 

 

 

それでかどうか、結局あれ以来、総支店長から、掃除当番の話は出ていない。

 

総支店長も、労基がでてきては、何もできなかったのかもしれない。

 

 

 

私たちはトイレ掃除は免れたのかもしれないが、

 

ロシア人の彼女は、同僚からのリスペクトを失ったようで、私としては複雑である。