あの話をして以来、たまたま国民の祝日の代休などが重なったため、
旦那は家の中の整頓を始めた。
一部屋、完璧に旦那のコンピューター用品エトセトラが突っ込んである物置化したところに入り、
切れていた電球を替え、
大切に持っていた古いデスクトップやらモデムやらアイポッドプレイヤーやらを出し、
ゴミ捨て場に持っていった。
そして、途中やりのペンキ塗りのところを塗り、
ポストに家の番号をつけ、
真っ暗だった庭の段差の所にソーラーライトをつけた。
いわゆる、この何年も、私が色々と言って来た事を、やりだしたのだ。
それは、先日の別居の話から、家を売る、売るためには修理をしなければならない、と思ったに違いない。
それはどちらにも取れる。
私が日本へ帰るなら、自分も行く、と言ったからか。
単純に、財産を二分するためか。
本当のところはわからない。
言葉で言う事を信じたいような、そうじゃないような、
ここ数日はお互いに探り合い、と言う感じで過ごしている。
頭を冷やして考えて、
全ての始まりは、義理家族のただひとりのバカな行動からであり、
そのために大事な人から離れると言った私がおかしいのだろうか、
これはいわゆる更年期症状の情緒不安定なのだろうか、
じゃあこれからも、にやにやと自分をごまかして生きていくのだろうか、
やはり、こういう頭の固いのはNZの価値観に合わないのだから、
残りの人生を楽しく過ごすべき相手のためにも私が去るべきなのではないだろうか、
と、毎日考えては疲弊している。