NZでは夏季休暇のシーズン、
だんなはキャンプの計画をほくほくと立てているこの頃。
今回は、最新式のハンモック式寝袋(ビビとかいう)を手に入れ、それを使ってみたくて仕方がないらしい。
そのことを、ご近所で仲良くしていただいている日本人の70代のリタイアご夫婦に話した。
すると、へえ、僕たちも若い頃、アマゾンに行った時、ハンモックで寝たよ、
猟銃と小銃を持ったままね、と言った。
え!?
↑仮面ライダーアマゾン
旦那さんは若い頃から仕事で海外生活をして来た方だが、
日本にもお家をもちながらも、20数年前にここNZをリタイアの場所に選び、
ほとんどの時間、ゴルフを楽しみながらこちらで過ごしている。
そのお姿からは想像ができない話であるが、
お若い頃、ブラジルに赴任したとき、休暇を利用してアマゾンの旅をしたんだそうである。
アマゾン、って言ったって、どこだっけ?状態だった私だが、
ブラジルのサンパウロから陸続きではあるものの、飛行機で3時間かかる所だそうで。
あ、アマゾンって南米にあるんだっけか?というレベル。
彼は、ハンモックのキャンプをしようとしている私たちに、話してくれたのだ、
まるで日本のテレビの特番みたいなことを。
多分、70年代の話。
旦那さんの方が、アマゾンのマナウスに行ってみたい、ということで、その旅を思い立ったそうなのだが、
あるレストランで食事をしていたとき、
隣の席の人がクロヒョウを檻に入れて運んでいて、(もうそこから始まってる)
そのことから側にいた人と話が弾み、
その人はドイツ人でアマゾンのガイドをしている人だとわかり、
友人は、じゃあ、アマゾン川を上る旅を案内して。と言って、その場で決めたそうである。
12日間、アマゾン川をほそーい船だけで上っていく、食料もガソリンも、全部そこに積んでいくというもの。
何がすごいって、それを一緒にした奥さんがすごい!
奥さんは、ブラジルの日本人学校で音楽を教えていた、もと声楽家のお嬢様である。
そして、このガイドって人がまたすごい。
ドイツのナチスにいた人で、戦犯として死刑になるからと、
アルゼンチン経由で逃げて来た人なんだそうで。
怖すぎます!
続く
