『峠 最後のサムライ』 | 新・法水堂

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演劇と映画の日々。ネタバレご容赦。

『峠 最後のサムライ』



2022年日本映画 114分

脚本・監督:小泉堯史

原作:司馬遼太郎『峠』(新潮文庫)

撮影:上田正治、北澤弘之 美術:酒井賢

照明:山川英明 録音:矢野正人 編集:阿賀英登

音響効果:柴崎憲治 衣裳デザイン:黒澤和子

俳優担当:鈴木康敬 殺陣:久世浩 助監督:酒井直人

音楽:加古隆 エンディング曲:「何処へ」石川さゆり


出演:

役所広司(長岡藩家老・河井継之助)

松たか子(継之助の妻・おすが)

香川京子(継之助の母・お貞)

田中泯(継之助の父・河井代右衛門)

仲代達矢(長岡藩前藩主・牧野忠恭(雪堂))

永山絢斗(継之助に仕える従僕・松蔵)

芳根京子(旅籠・枡屋の娘むつ)

坂東龍汰(小山良運の息子・小山正太郎)

榎木孝明(長岡藩士、継之助の幼馴染・川島億次郎)

渡辺大(長岡藩軍事掛・花輪求馬)

AKIRA(長岡藩軍事掛・山本帯刀)

東出昌大(江戸幕府第15代征夷大将軍・徳川慶喜)

佐々木蔵之介(継之助の盟友、長岡藩藩医・小山良運)

井川比佐志(濁沢村阿弥陀寺の和尚・月泉和尚)

山本學(長岡藩の老人)

吉岡秀隆(土佐藩軍監・岩村精一郎)

綱島郷太郎(長岡藩士・二見虎三郎)、進藤健太郎(同・萩原要人)、櫻井勝(鬼頭熊次郎)、井上肇


STORY

慶応3年(1867年)、大政奉還。260年余りに及んだ徳川幕府は終焉を迎え、諸藩は東軍と西軍に二分していく。慶応4年、鳥羽・伏見の戦いを皮切りに戊辰戦争が勃発した。越後の小藩、長岡藩の家老・河井継之助は、東軍・西軍いずれにも属さない、武装中立を目指す。戦うことが当たり前となっていた武士の時代、民の暮らしを守るために、戦争を避けようとしたのだ。だが、和平を願って臨んだ談判は決裂。継之助は徳川譜代の大名として義を貫き、西軍と砲火を交えるという決断を下す。妻を愛し、国を想い、戦の無い世を願った継之助の、最後の戦いが始まった……。【公式サイトより】


司馬遼太郎さんの『峠』、初の単独映像化。

本来は2020年公開予定だったが、ようやく日の目を見ることに。


実を言うと本作を観たのは、空いた時間にちょうどよかったのが本作か『トップガン マーヴェリック』で、こっちの方が早く上映期間が終わってしまうだろうという、ただそれだけの理由で選んだ次第。

なのでさほど期待はしていなかったのだけど、うーん、それにしても退屈。全体的なテンポが遅く、役所広司さんの台詞回しもゆっくり。高齢者向けの演出なのかも知れないが、睡魔に襲われることもしばしば。おかげで芳根京子さんの出演シーンを見逃したじゃないか!(←それはあんたのせい)

まぁそれでも仲代達矢さんに香川京子さんという黒澤作品の常連をこうして今もスクリーンで見られるのはありがたい限り。

またWOWOWあたりで放送されたら見直します。笑