時間重視のロスト

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時間重視のロスト

世界は時間重視で回っている中
次から次へと立て込む出来事に
一人の感じ方は優先されない中
どんな立場でも変わりはしない
全ての事は総合的に見られる中
重大性は物理的に割り出されて
軽視されれば粗末に扱われる中
量が一つ当たりの必要性を下げ
下から順番に切り捨てられる中
仕方ない事の範囲は拡がり続け
他事に霞んで省ける事に化ける
実力を無視した当人任せが起き
人を踏み躙る事が当然のように
一つずつ割り切って片付けられ
暗い闇の中に飲み込まれて行く
自分に手緩く仕方ない事で許し
互いに成り立たず罪を擦り合い
重なるほど何かが抜け落ちる中
慌ただしい日常に埋もれ消えて
見落とされる事実は増え続ける
刻々と生み出され続ける犠牲に
目を逸らす事ばかり得意になる
嘘よりも限界で口だけに終わり
時間の壁に人を大切に出来ない
ごった返す存在に忘れられる中
人々は忙しくなれば置いて行く
誰が悪いわけでもない現実の壁
行き場のない想いを抱え込んで
本当に悲しいのは救えない世界
次々と誰か任せで通り過ぎる中
悪い事と承知で等閑に慣れ続け
誰の何事を疎かにしても笑える
歳を取るほど弛んで怠惰になり
罪悪感は麻痺して働かない人々