2017年11月30日(木)

クリスマス・ストーリーをあなたに~(7)「クリスマス・プレゼント」梶尾真治

テーマ:メルマガ「楽しい読書」

 ―第212号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2017(平成29)年11月30日号(No.212)-171130-
「クリスマス・ストーリーをあなたに~(7)
「クリスマス・プレゼント」梶尾真治」


本誌では、梶尾真治さんのショートショートのクリスマス・ストーリーを紹介しています。

クリスマスは、<愛と善意の季節>なのです。

そういうクリスマス精神を著す内容のお話なのです。

欧米のキリスト教徒の国の作家さんの多くは、一度はクリスマス・ストーリーを書いているものです。
御本人の意欲もありますが、それだけではなく、編集者からの意向もあっての結果でしょうか。


その点、日本ではそういう風土があるわけでもなく、あくまでもファッションとして受け入れている傾向があり、作家といえども年末の風景の一つとして書く、というのが本当のところでしょう。

でも、あらゆる宗教の根本理念を構成する要素の一つに、そういう<愛と善意>というものがあり、日本でもこれからはキリスト教の信者であるかどうかという背景にこだわることなく、クリスマス・ストーリーが描かれる余地もあるのではないでしょうか。

 ・・・

詳細は本誌で!

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』
http://www.mag2.com/m/0000257388.html


【本誌で取り上げた本】:


「クリスマス・プレゼント」収録
梶尾真治『有機戦死バイオム』ハヤカワ文庫JA 1989.10
・『追跡のクリスマスイヴ』メアリ・H・クラーク/著 深町眞理子/訳 新潮文庫 1996

 

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2017年11月15日(水)

読書とは自転車:私の読書論98-長田弘『読書からはじまる』後編

テーマ:メルマガ「楽しい読書」

 ―第211号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2017(平成29)年11月15日号(No.211)「私の読書論98
-長田弘『読書からはじまる』後編」


本誌では、長田弘さんの読書に関するエッセイ『読書からはじまる』を読んで感じたことについて書く二回目です。

読書の核をなすのは、努力です》という長田さんの言葉に共感してしまうところがあります。

それは、なぜかといいますと、やはり「自分は努力家だ」と思いたいからでしょうか。

「努力家」という言葉に日本人はグッとくる部分がありますよね。

その点、外国の人は「努力」より「才能」という言葉にグッとくるのではないでしょうか。
「努力家だ」と言われるより、「才能があるね」と言われるほうが嬉しいと感じるのでは?

「努力家」というのは、ただがんばってるだけで、能はないかもしれない人。
「才能のあるヒト」は文字通り、才能があるというわけで、上級の人間です。


「読書」に戻ります。

読書というのは、やはり自力で読み進めるしかないわけです。
テレビや映画なども、きちんと見ていなければ分からない部分もありますが、待っていればいい(あるいは、乗って行けばいい)という面もあり、その分は楽な気がします。


「情報」と「読書」の違いについては――長田さんは、「分ける」文化と「育てる」文化の違いと書いています。

「情報」は「享楽」で、「読書」は「努力」とも言っています。


私が思うのは、「情報」というものは、テレビと同じで待っていればいい(あるいは、乗って行けばいい)という面がある、すなわち「享楽」ですね。
考えなくても受け止めればいい、ということ。

それに引き換え「読書」は、自分で考えないといけない、という感じで、まさに「努力」です。


自動車と自転車といってもいいかもしれません。

自分でこがなくてもいい自動車自分でこがなければ進まない自転車

どちらが楽かと言えば、やはり自動車のほうが楽でしょう。
スピードも出るし、短時間で遠くまで行ける。


でも、移動した実感はどうでしょうか。

風の強さ弱さや路面の微妙な傾きまで伝わってくるのが、自転車ではないでしょうか。

「動いた感」といったものがあります。


「読書」もそういう面があるように思います。
「自力で動かした感」とでもいったものが。

「情報」は、自動車に乗っているときの「動かされた感」


自発性といってもいいかもしれません。

自発性が感じられる。
それが、読書した時の充実感につながっているような気がします。

 ・・・

詳細は本誌で!

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』
http://www.mag2.com/m/0000257388.html


*参考:
長田弘『読書からはじまる 人は読書する生き物である。』日本放送出版協会 NHKライブラリー 2006/10

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