2011年11月30日(水)

善意の季節『あるクリスマス』カポーティ

テーマ:メルマガ「楽しい読書」

―第70号「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」「別冊 編集後記」


◆古典から始める レフティやすおの楽しい読書◆

2011(平成23)年11月30日号(No.70)-111130-善意の季節
『あるクリスマス』カポーティ
http://archive.mag2.com/0000257388/20111130120000000.html


子供のころから、あまり「楽しいクリスマスの思い出」というものはありません。


もちろん貧しいなりにクリスマスの思い出はあります。
当時、親としては精一杯のことをしてくれたのだと思っています。


大人になってもからもこれといって何もない人生でした。
まあ、これは自分の責任でしょうけれど…。


そんな中で、本誌で取り上げたカポーティ「あるクリスマス」は、ある意味ではうらやましい限りです。
でも、別の意味ではやはり悲しい思い出なのだろうという気がします。


幸い我が家は、両親のそろった家庭で、両親と兄弟の愛情に包まれて育ってきました。


カポーティ、いえ、この小説の主人公は、恵まれない家庭環境の中で、それなりに楽しみを持って、クリスマスを過ごしてきたのでしょう。
それはまさにの中に描かれていたようなクリスマスだったのでしょう。


それは、誰もが少しは経験したことのあるクリスマスの楽しみ―。


 ・・・


さあ、あなたは今年どのようなクリスマスを過ごしますか?
誰かにプレゼントを渡しますか?
誰かからプレゼントをもらえそうですか?


私は、大切な人に、心温まるクリスマスのお話の詰まった本をプレゼントできたら、とそう願っています。


そう、私からのクリスマスプレゼントが、このメルマガ「善意の季節『あるクリスマス』カポーティ」です。
楽しんでもらえたらいいのですが…。



★『誕生日の子どもたち』トルーマン・カポーティ/著 村上春樹
/訳 文藝春秋(2002)

クリスマスの思い出を語る二短編を含む子供のイノセントをテーマにした短編集。

二作は互いに正反対の状況を描いた自伝的作品で、

「―思い出」は少年に与えられた贈り物、

「ある―」は逆に少年が与えた贈り物の思い出話といえる抒情的名編。

誕生日の子どもたち (文春文庫)/トルーマン カポーティ
¥620
Amazon.co.jp

●「クリスマスの思い出」を収録した短編集

ティファニーで朝食を (新潮文庫)/トルーマン カポーティ

¥580
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●村上春樹の訳文と山本容子の銅版画で読むクリスマスの小品:

(大切な人へのプレゼントに最適!?)

クリスマスの思い出/トルーマン カポーティ
¥1,650
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あるクリスマス/トールマン カポーティ
¥1,550
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2011年11月15日(火)

最初の一冊の選び方(6) 本選び(選書)の方法 I 読書の目的

テーマ:メルマガ「楽しい読書」

私の読書論-26-初心者のための読書の仕方を考える(9)
最初の一冊の選び方(6) 本選び(選書)の方法 I 読書の目的
―第69号「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記


★「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」★
2011(平成23)年11月15日号(No.69)-111115-
私の読書論-26-初心者のための読書の仕方を考える(9)
最初の一冊の選び方(6) 本選び(選書)の方法 I 読書の目的
http://archive.mag2.com/0000257388/20111015120000000.html


本紙本文の「読書は食事に、本は食べ物に譬えられる」という話題に登場しました、
今読みかけている本―『人生論としての読書論』森信三/著(致知出版社、2011.4)
のなかで、私が面白いと思ったのは、「読書は心の食物」に関するこんなくだりです。



《即ち「自分は近ごろ忙しくて、とても本など読んでいられない」と放言して憚らない人は少なくないが、そうした人々でも「近ごろは忙しいので、食事は一切しないことにしている」という人は、一人だってあろうはずがないのである。》

(p.29、「(一)読書と人生」<3読書は心の養分>)

また、

《「読書は心の食物だから、書物を読まない人は、食物を摂らない人が肉体的に日々衰弱してゆくのと同じことですよ」などと仮に言ってみたとしても、それは理屈としてはある程度うなずくとしても、実感としてはおそらく納得しないだろうと思うのである。》
(p.31、同)

肉体はその栄養の不足や欠乏を飢餓感として痛感するだろうけれど、精神の栄養の欠乏は我身に実感しないからである、と。


だから、普段から「心の栄養」としての読書が、生活の習慣として身についている人ならともかく、日常的に「心の栄養」として本を読まない人の場合は、欠乏を実感しないというのです。


これは本を読書を食べ物や食事に譬える場合、考え直さなければいけないポイントでしょう。


食事というよりおやつに譬えられればいいのです。

しかし、実際に、読書を心の糧としている人から見れば、おやつではなく、やはりメインの食事なのです。


その辺がちょっとギャップですね。


読書自体は不要とも言えます。
世界そのものを読めばいいのですから。


有史以来の人類の歴史でも、そういう偉人は沢山いたことでしょう。


そうすると、読書の意義というものも考え直さねばならないのでしょうか?

難しい問題です…。



人生論としての読書論/森 信三
¥1,680
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【お知らせ】


 ☆★彡 クイズ・たのどく・ドン! ★☆彡 ~第1回~


今月より「クイズ・たのどく・ドン!」を始めました。

詳細は本誌で!

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2011年11月01日(火)

アラン『幸福論』喜びは、行動とともにある!

テーマ:【レフティやすおの読書室】

ゲスト講師のプレゼンを受けて、古今東西の“名著”を25分の番組4回100分で読み解く番組、

「NHKテレビ100分de名著」 11月の放送は、アラン『幸福論』 です。


第1回放送 人は誰でも幸福になれる

11月2日(水)午後10:00-10:25/Eテレ(教育)

以下、毎水曜日


現在テキストも発売中!

『NHKテレビテキスト 100分de名著 2011年11月

 アラン『幸福論』 喜びは、行動とともにある!』

 合田正人/著 日本放送協会/編集 NHK出版


アラン『幸福論』 2011年11月 (100分 de 名著)/著者不明
¥550
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アランの『幸福論』は、ヒルティやラッセル『幸福論』と共に、哲学者による三大幸福論の名著にあげられています。


ただ、アランの『幸福論』は(ヒルティのそれを同様の傾向ですが)、ラッセルのものとは異なり、幸福<論>というものではなく、幸福について考察した小エッセイ集といったもので、

彼が書き綴ってきた「プロポ」と呼ばれる小文の中から、幸福をテーマにした作品93編を集めたものです。


哲学者アランが信ずる幸福な人となるための具体的な生き方を説いています。


このテキストの表紙にも記されているように、

「“幸せ”だから笑うのではない、“笑う“から幸せなのだ―。」

という言葉に象徴されるように、

積極的に幸せになろうと決意し行動することで実際に幸せになれる、と説く実践的幸福論。


また、人間には自分が幸せになる他人への義務がある、とも説いています。

《わたしたちが自分を愛してくれる人のためになしうる最善のことは、やはり自分が幸福になることである》

(『幸福論』白井健三郎/訳 集英社文庫 1993 「90 幸福は寛大なもの」p.280 より)


幸福とは、誰もが人生において追い求めるものです。

それだけに多くの先人が語っています。


それらの中にあって、ひときわ読みやすく、なおかつ“読んだ気になれる本”

それが、アランの『幸福論』でしょう。


本国フランスでも、そして日本でも版を重ね、読み継がれています。


私の発行しているメルマガ『楽しい読書』(*)でも紹介していますが、私の気になるフレーズを幾つか掲げておきます。


特に今年は3.11東日本大震災がありました。

多くの不幸が日本を襲いました。


そして、いま世界の各地でも人々は多くの不幸にさらされています。

そんなときに役に立つかもしれない言葉を選んでみましょう。

 

《注目に値することは、わたしたちはいつでも自分自身の不幸に耐えるだけのじゅうぶんな力をもっているということだ。... 必然がわたしたちの肩に手をかけたときには、もうのがれられない。死ぬ方がましかもしれぬ。さもなくば、できるかぎり生きることだ。そして、たいていの人は後者のほうを取る。生命の力はすばらしい。》
「59他人の不幸」p.186   『幸福論』白井健三郎/訳 集英社文庫 1993  
《あらゆる幸福は意志と抑制とによるものである。》
p.288  
《なによりもまず、行動から事がはじまる。》
p.289   「93誓うべし」同書 
《期待をもつこと、これは幸福であることである。》
p.270  
《規則正しい努力と、勝利に次ぐ勝利、これこそおそらく幸福の公式であろう。》
p.271   「87勝利」同書 
《自分でつくる幸福は、けっして裏切らない。》

「47アリストテレス」p.154 同書



(*)『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』

2010(平成22)年6月30号(No.37)-100630-アラン『幸福論』―幸せとは何か


<アラン/著>

『幸福論』白井健三郎/訳 集英社文庫 1993.2.25

幸福論 (集英社文庫)/アラン
¥680
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『幸福論』石川湧/訳 角川ソフィア文庫 2011.10.25(新版)

幸福論 (角川ソフィア文庫)/アラン
¥660
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『幸福論』串田孫一、中村雄二郎/訳 白水社 白水Uブックス1098 2008.11.13


幸福論 (白水Uブックス1098)/アラン
¥1,365
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『幸福論』神谷幹夫/訳 岩波文庫 1998.1.16

幸福論 (岩波文庫)/アラン
¥840
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※本稿は、ココログ版『レフティやすおのお茶でっせ』より 「アラン『幸福論』喜びは、行動とともにある!」 を転載したものです。(この記事へのコメント・トラックバックは、転載元『お茶でっせ』のほうにお願い致します。ただし承認制になっていますので、ただちに反映されません。ご了承ください。)

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